恋を数えて

恋を数えて

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784043593026
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恋を数えて

  • 著者 佐藤 正午
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784043593026

賭け事をする男とだけは一緒になるな。それが母の遺言でした。

幸せになれないとわかっていても、どうしても好きになってしまう相手がいる。いつかせつない思いを抱えることになると予感していても……。地方都市の夜の街で働く秋子の、やるせなくも静かな日々を描く。 幸せになれないとわかっていても、どうしても好きになってしまう相手がいる。いつかせつない思いを抱えることになると予感していても……。地方都市の夜の街で働く秋子の、やるせなくも静かな日々を描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「恋を数えて」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • うそを数えて、ほんまどす~か。男と女の関係は嘘の数だけ深みにはまるような気がする。この物語にはモデルとなる女性がいたそうだ。あとがきを読んでそういうこともあるのかと、小説が生まれるまでの作家の心情を察 うそを数えて、ほんまどす~か。男と女の関係は嘘の数だけ深みにはまるような気がする。この物語にはモデルとなる女性がいたそうだ。あとがきを読んでそういうこともあるのかと、小説が生まれるまでの作家の心情を察した。幸せなんて言葉は禁句なんじゃないかと思うくらい、酒場で生きる女の暮らしぶりは太陽とは無縁で、とても心配になってしまう。賭け事をする男はダメだよ…そう母に言われたこと自体が女の人生をダメな方へダメな方へと引き寄せるような気さえした。男が女を作るのか、女が男をダメ男にしてしまうのか。なんとも息苦しい読後感。 …続きを読む
    あつひめ
    2014年04月17日
    86人がナイス!しています
  • 恋を数えての下の句が、酷かった。あまりにも………。80年代前半の水商売の女性の恋と生活を描く。今の小説より、妙な女感だったり、大人感があるのが印象的。主人公の恋人たちに対する好きという気持ちがあまり伝わら 恋を数えての下の句が、酷かった。あまりにも………。80年代前半の水商売の女性の恋と生活を描く。今の小説より、妙な女感だったり、大人感があるのが印象的。主人公の恋人たちに対する好きという気持ちがあまり伝わらないよね。熱しやすく冷めやすい、それでも別れは難しい …続きを読む
    巨峰
    2021年06月12日
    54人がナイス!しています
  • 変わった恋愛小説で面白かった。ホステスをしている二十代後半の秋子がいくつかの恋愛を重ねるが、どの男も一癖二癖あるダメ男な為かわいそう。でもそんな報われない恋愛のおかげもあり、秋子の人間的な魅力が深まり 変わった恋愛小説で面白かった。ホステスをしている二十代後半の秋子がいくつかの恋愛を重ねるが、どの男も一癖二癖あるダメ男な為かわいそう。でもそんな報われない恋愛のおかげもあり、秋子の人間的な魅力が深まり強かな大人の女性へ成長していく。どんな地方にもこういう女性たちがいるんだろうなと想像する。自分も好きなホステス目当てにスナックに通い詰めてた頃が懐かしい。あの人はどうしているんだろう。秋子の好きな句「蜘蛛は網張る私は私を肯定する」。嫁よ、この感想ぐらいゆっくり書かせてくれ。秋子なら早く肉焼けと急かさんはず。 …続きを読む
    奏市
    2020年10月25日
    19人がナイス!しています

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