城の崎にて・小僧の神様

城の崎にて・小僧の神様

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1968年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041030035
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城の崎にて・小僧の神様

  • 著者 志賀 直哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1968年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041030035

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「城の崎にて・小僧の神様」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 志賀直哉 30歳~44歳の代表的作品集。表題作『城の崎にて』。主人公は、蜂の死骸、足掻く鼠、殺してしまったイモリ、そして事故で死ななかった自分を比べ 生と死を見つめるのですが、暗く静かで、でも情景描写はとて 志賀直哉 30歳~44歳の代表的作品集。表題作『城の崎にて』。主人公は、蜂の死骸、足掻く鼠、殺してしまったイモリ、そして事故で死ななかった自分を比べ 生と死を見つめるのですが、暗く静かで、でも情景描写はとても美しく五感に訴えかけてきます。とても淋しく、胸が苦しくなります。だからこそ惹かれるのでしょう。『小僧の神様』はユーモラスで微笑ましく、『転生』のような教訓めいたお伽噺は大好きです。 …続きを読む
    Mina
    2014年10月22日
    46人がナイス!しています
  • 昔どこかで〔小僧の神様〕を読んでビックリ仰天した記憶があります。まさか最後に本との作品の神様が降臨するとは!志賀先生の人となりを強く感じた最後でした。今回は角川文庫で読了。初めて読む他の短編作品も味わ 昔どこかで〔小僧の神様〕を読んでビックリ仰天した記憶があります。まさか最後に本との作品の神様が降臨するとは!志賀先生の人となりを強く感じた最後でした。今回は角川文庫で読了。初めて読む他の短編作品も味わい深く読みました。本書にもやはり解説、年譜が付いており、より作品に近づけたように感じます。最初の二編なんかは特に。〔母の死と新しい母〕では喪失と出会いに戸惑う少年の複雑な感情を〔清兵衛と瓢箪〕の最後の一文が嫌な予感を胸中によぎらせ、どちらも、その境遇をつい思い出してしまう。 …続きを読む
    ヒロくま
    2016年09月15日
    26人がナイス!しています
  • 特に有名作家の場合、名前のみが先行し、ついつい敬遠気味。ですので、おそらくは初遭遇。読了後に、藤枝静男氏の「解説」の「志賀直哉-人と作品」、阿川弘之氏の「作品解説」、さらに「年譜」を読んでみて、各作品 特に有名作家の場合、名前のみが先行し、ついつい敬遠気味。ですので、おそらくは初遭遇。読了後に、藤枝静男氏の「解説」の「志賀直哉-人と作品」、阿川弘之氏の「作品解説」、さらに「年譜」を読んでみて、各作品に描かれていた世界が、また少し違って見えてきた気がします。久しく眠っていた想像力を随分刺激されました。 …続きを読む
    nemuro
    2011年12月17日
    12人がナイス!しています

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