掲載開始日 2024年09月05日
~ポップカルチャーと地域文化の融合~周遊型アートフェスティバル「Pop Over Musashino」(POM展)を来年2月より埼玉県所沢市で開催決定
大河原邦男氏、永井豪氏、安彦良和氏が登壇するスペシャルイベントも!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛 以下 KADOKAWA)は、ポップカルチャーをテーマにした周遊型アートフェスティバル「Pop Over Musashino」(略称:POM展)を埼玉県所沢市にて2025年2月7日(金)から3月30日(日)まで開催します。本事業は、2025年日本国際博覧会に向けて、日本の美と心を体現する我が国の文化芸術の振興及びその多様かつ普遍的な魅力を発信する国家プロジェクト「日本博2.0」の委託事業です。
POM展は、ところざわサクラタウン内にある隈研吾氏がデザイン監修した「角川武蔵野ミュージアム」と、日本初の飛行場の跡地に建てられた「所沢航空発祥記念館」の2カ所を会場とし、それぞれ異なるテーマで展開します。
第一会場の角川武蔵野ミュージアムでは、地域の歴史的風土をテーマに、SNSで注目を集める新進気鋭のイラストレーター数十名が描く新作を公開する企画展を開催します。武蔵野の自然や施設、人々の暮らしなど、地域の「今」を視覚的に感じるだけでなく、そこに赴きたくような仕掛けを施したアート作品が一堂に会します。
第二会場の所沢航空発祥記念館では、70年代の空飛ぶロボットアニメをテーマにした現代アート展を開催します。『マジンガーZ』『勇者ライディーン』『超電磁マシーン ボルテスV』『機動戦士ガンダム』といった名作をモチーフに、現代アーティストたちが造形・インスタレーション・映像・絵画など様々な手法で表現します。「所沢市民文化センター ミューズ」では、大河原邦男氏、永井豪氏、安彦良和氏登壇のスペシャルイベントも予定しています。
「Pop over」には、その場に気軽に立ち寄るという意味があります。POM展では、太古から移民が交り合い、新たな文化が生まれてきた武蔵野という土地に「Pop over」しながら、「Pop Culture(ポップカルチャー)」と地域文化との「Overlap(重なり合い)」が楽しめる、新たな体験を提供します。
■開催概要
期間:2025年2月7日(金)~3月30日(日)
第1会場:イラストレーター展(仮称)(角川武蔵野ミュージアム)
第2会場:ロボット展(仮称)(所沢航空発祥記念館)
POM展特設サイト:https://tokorozawa-sakuratown.com/special/pom/
■イラストレーター展(仮称)
【休館日】毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)
【会場】角川武蔵野ミュージアム5階(ところざわサクラタウン内)
(〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31-3)
【角川武蔵野ミュージアムHP】https://kadcul.com/
共催:公益財団法人 角川文化振興財団
企画協力:株式会社TWIN PLANET 株式会社R11R
【料金】
前売券1,700円(税込)※オンライン販売
当日券1,800円(税込)※窓口販売
※11月15日よりオンライン購入(https://tix.kadcul.com/)が可能です。当日窓口でも販売します。
※当日窓口購入のみ、障がい者手帳をお持ちの方と同伴者1名まで、割引が50%適用されます。
【内容】
SNSを中心に国内で活躍する新進気鋭のイラストレーター数十名による、武蔵野の自然・施設・そこに住まう人々の暮らしの「今」を感じられるような作品が集まる企画展を開催します。
アートワークの舞台となるロケーションは、全て武蔵野に実在する場所で統一。「聖地化」を目指して魅力的なテーマでイラストレーションを制作し、鑑賞者が作品を視覚的に楽しむだけでなく、鑑賞後に自らその場所に赴きたくなるような仕掛けを用意します。
※参加作家等の詳細は、11月中旬に発表予定です。
■ロボット展(仮称)
【 休館日】毎週月曜日(ただし、祝日と重なる日はその翌平日)
【会場】所沢航空発祥記念館
(〒359-0042 埼玉県所沢市並木1丁目13 所沢航空記念公園内)
【所沢航空発祥記念館HP】https://tam-web.jsf.or.jp/
共催:所沢航空発祥記念館 公益財団法人所沢市文化振興事業団
【料金】
大人520円(税込)、小中学生100円(税込)
※所沢航空発祥記念館「展示館」の入場料として。当日窓口購入のみ。
※障がい者手帳をお持ちの方は手帳のご提示で入館料免除(無料)となります。
【内容】
日本初の飛行場が作られた所沢で、空を飛ぶロボットアニメをテーマにした現代アート展を開催します。
1970年代、高度成長期が終わって閉塞感があった日本で、画面はモノクロからカラーへ、さらに単なる“正義VS悪”ではない、戦争のリアリティやドラマ性を追及した作品も多く生まれたことで、日本のロボットアニメは海外をも巻き込み、第一次全盛期を迎えました。今回は、海外でも人気の高い70年代の作品をテーマに、アーティスト5名が、まったく新しい現代アートとして生まれ変わらせます。
ロボットアニメが好きな方も、そうでない方も、会場に散りばめられた日本の航空の歴史も振り返りながら、アーティストから湧き出たインスピレーションを心ゆくままにお楽しみください。
【協力作品・会社】※年代順
・マジンガーZ(1972年-1974年)ダイナミック企画株式会社
・勇者ライディーン(1975年-1976年)株式会社東北新社
・超電磁マシーン ボルテスV(1977年-1978年)東映株式会社
・機動戦士ガンダム(1979年-1980年)株式会社バンダイナムコフィルムワークス
【ロボット展 参加アーティスト】※50音順
池内啓人 Hiroto Ikeuchi
ブリコラージュの手法を用い既製品を分解、再構築した作品を製作する。これらは事物が持つ本来の意味を解体し、鑑賞者の主観によって変化する新たな価値を提供する。 作品のモチーフの多くはロボットアニメなど日本のカルチャーや海外SFに源流を持ち、レトロフューチャーとしてあり得たかもしれない現在を作り出す。
小松美羽 Miwa Komatsu
幼少期より自然豊かな環境で様々な生き物と触れ合い、その死を間近で見届けてきた経験から独特の死生観を構築する。万物に魂が宿る八百万神の概念や古くから伝わる神話に登場する神獣を中心に日本の伝統的な文化と現代的な芸術感を融合させた独自の表現によって現在、世界に大調和(The Great Harmonization)という概念を提唱し、「祈り」のメッセージを発信する。
藤浩志 Hiroshi Fuji
4歳の頃よりカエルのキャラクター切り抜きスクラップブックを制作。デビュー作「鴨川泳いだこいのぼり」以降、様々な企画で「カエル」が象徴的ワードに。世界人口の増加をモデル化した「2025カエルの池シンポジウム」では2nd JASグランプリ受賞。2000年より遊ばなくなったおもちゃで子どもの遊びの場を作り出す「KAEKKO(かえっこ)」を全国配布。現在、壊れたおもちゃの山と暮らす。
山本高之 Takayuki Yamamoto
小学校の教員免許を持ち、その経験をもとに、子どもたちとワークショップ型の活動を行いながら「なにかを知る」という体験を探求する作家。コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2016年)参加。国際芸術祭あいち(2022年)ではラーニング・キュレーターを務めた。
弓指寛治 Kanji Yumisashi
「自死」や「慰霊」をテーマに創作を続ける。ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、交通事故後で心身のバランスを崩していた母親が自死。出棺前に浮かんだ「金環を持った鳥のモチーフ」が、多くの作品で彼の表現の核となっている。2018年「第21回岡本太郎現代芸術賞展」岡本敏子賞受賞、2021年 「VOCA展2021」佳作賞受賞。
キュレーター:神野真吾(千葉大学教育学部准教授/角川武蔵野ミュージアムアート部門ディレクター)
■ロボット展(仮称) スペシャルイベント
ロボット展(仮称)の開幕にあわせ「所沢市民文化センター ミューズ」マーキーホールでのスペシャルイベントを開催します。
ロボットアニメ界の巨匠たちによるトークセッションのほか、バーチャルアーティストのピアノ演奏×ロボットアニメソングのコラボレーションが実現します。
【出演】※50音順
<ゲスト>大河原邦男、永井豪、安彦良和
<モデレーター>井上伸一郎(小説家・編集者・プロデューサー)
<演奏>潤音ノクト(バーチャルアーティスト)
~潤音ノクトとは?~(読み方:うるねのくと)
株式会社KADOKAWA・株式会社ドワンゴによるクラシック音楽バーチャルアーティストプロジェクト「ポルタメタ」からデビューした、東京交響楽団特別監修のバーチャルピアニスト。2024年4月「ニコニコ超会議」で初披露後、YouTube(https://www.youtube.com/@UruneNokutoch)を中心に、クラシック音楽やピアノ演奏の魅力を伝える配信活動を行っている。2024年8月「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024」にて、東京交響楽団とのリアルタイム共演で本格デビューを果たす。 https://portameta.com/
【日程】2025年2月8日(土)
【時間】14:00~15:30(13:00開場)
【料金】2,500円(税込)
【場所】所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール(〒359-0042 埼玉県所沢市並木1丁目9-1)
【申込方法】11月中旬以降にミューズHP(https://www.muse-tokorozawa.or.jp/)で販売開始予定。
■体制
主催:株式会社KADOKAWA 独立行政法人日本芸術文化振興会 文化庁
委託:令和6年度日本博 2.0 事業(委託型)
後援:所沢市 埼玉県
■武蔵野回廊プロジェクトについて
「Pop Over Musashino」は「武蔵野回廊プロジェクト」の一環として開催します。武蔵野回廊プロジェクトとは、総合エンターテインメント企業のKADOKAWAがところざわサクラタウンを中心に埼玉県から東京都西部を広く「武蔵野」としてとらえ、文化芸術による地域振興に取り組むプロジェクトです。太古から広大な土地で様々な移民が交り合い、新たな文化が生まれてきた武蔵野の歴史を伝える、さまざまなワークショップやアートイベントを年間通して実施しています。
https://www.instagram.com/musashino_kairo_pj/
■株式会社KADOKAWAについて
出版、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTechなどの事業を展開する総合エンターテインメント企業です。世界中から才能を発掘して多彩なIP(Intellectual Property)を創出し、さまざまなメディアで展開。創出したIPをテクノロジーの活用により世界に届ける「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を掲げ、IP価値の最大化を推進しています。
https://group.kadokawa.co.jp/