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掲載開始日 2024年02月27日

「モビリティ×エネルギー」をテーマにビジネスアイデアが集結!学生コンテスト『EMIRAビジコン2024』各賞が決定

~EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ~最終審査 開催日:2024年2月10日(土)

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下 KADOKAWA)は、東京電力ホールディングス株式会社、株式会社読売広告社とともに「EMIRA(エミラ)編集委員会」としてWebメディア「EMIRA」を制作・配信しております。このたび「EMIRA」では、早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラムと“モビリティ×エネルギー”をテーマにビジネスアイデアを募集する学生コンテスト『EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ』の最終審査を開催し、最優秀賞をはじめとする各賞を決定しました。




『EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ』は、エネルギー視点で未来を考えるメディア「EMIRA」と、文部科学省 卓越大学院プログラム「早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム」が“エネルギー・イノベーションを追求する”という同一のコンセプトにて共同開催する学生コンテストです。

5回目となる今回のテーマは「モビリティ×エネルギー」。コロナ禍を経て、移動の自由を享受できるようになった今、改めて「移動」の価値が見直されています。一方で、移動にはエネルギーが必要です。人やモノが動くことで生まれるエネルギーをいかに効率化できるか--。カーボンニュートラル社会の実現に向けても、新たなビジネスアイデアが求められています。

そこで、持続可能な社会の実現に向けて大切なこのテーマについて、学生の皆さんのビジネスアイデアを募ってきました。そして、全国から応募のあった142チームの中から、厳正な書類審査によって選ばれた4チームが公開プレゼンテーションを行い、鋭い着目点とプレゼンテーション能力が評価された最優秀賞をはじめ、各賞が決まりました。

『EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ』最終審査 実施概要
開催日:2024年2月10日(土)
主催:EMIRA編集委員会(株式会社KADOKAWA、東京電力ホールディングス株式会社、株式会社読売広告社)
   早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム(PEP)
後援:文部科学省
   早稲田大学スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)
   早稲田大学マーケティング国際研究所(MII)
   早稲田大学ビジネススクール(WBS)
   早稲田大学カーボンニュートラル社会教育センター
協力:WASEDA-EDGE人材育成プログラム
早稲田大学住宅・建築環境研究所

全国から応募のあった142チームから、厳正な書類審査によって選ばれた4チームが最終審査に出場。審査は早稲田大学理工学術院 教授、同大スマート社会技術融合研究機構 機構長、同大卓越大学院PEPプログラム プログラムコーディネーターの林泰弘氏、東京電力ホールディングス株式会社EV推進室室長の河野秀昭氏、EMIRA編集長の亀谷潮太、特別審査員として早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科 教授、同大大学院環境・エネルギー研究科 教授、同大次世代自動車研究機構 機構長の草鹿仁氏、O ltd. CEO、Makaira Art&Design 代表、ザ・ソーシャルグッドアカデミア 代表の大畑慎治氏の5名が担当。それぞれ20分の持ち時間で熱のこもったプレゼンテーションを実施、最優秀賞をはじめ全9組の受賞者が決定しました。

■総評
林泰弘氏
「今回のテーマは『モビリティ×エネルギー』でしたが、人も、モノも、サービスも、エネルギーも運べるのがモビリティ。斬新な発想と、そのアイデアが誰を幸せにするのかに着目していましたが、どれも非常に刺激的でした。エネルギーと聞くと堅苦しく感じたりもしますが、結果的にCO2排出削減に貢献するモデル、みんながワクワクドキドキして幸せになる社会が理想。そういった部分を、今後も皆さんのやわらかい発想でリードしていってもらえればと思います」





■『EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ』各賞受賞者
[最終審査参加賞]
EMIRA最優秀賞(1組…発表内容を「EMIRA」で記事化+アマゾンギフト券30万円分)
受賞者…ひかり(東京大学 西村理希さんほか)
アイデア…「トピタル(Taxi of Hospital)」
タクシーを活用した通院に特化した配車サービス。同じ病院に、同じ時間帯に通院する人が、“相乗り”して病院に行く、CO2削減にもつながる仕組みについて提案を行った。
講評…「家族の負担を減らしながら、みんなが幸せになる、誰もが喜ぶアイデアだった。人に寄り添っているという点も非常にいい。マネタイズもしっかり考えられていたので、すぐにビジネスにできるのではないかと思う」(林泰弘氏)

講評…「料金設定が具体的で、競合他社のベンチマークもしっかりなされていた。さらに、サービスとの親和性を考慮し、ターゲットの拡大(通塾)、電気自動車(EV)の導入にまでアイデアを拡張していた点がすばらしかった」(草鹿仁氏)

KADOKAWA賞(1組…ムビチケ(映画前売り鑑賞券)2万円分+アマゾンギフト券15万円分)
受賞者…のらりくらり(中央大学 原彩夏さんほか)
テーマ…「再配達削減のための宅配業者連携公式ライン」

再配達に伴うエネルギーの削減を目指すサービス。大手宅配業者と連携した公式LINEアカウントを作成、LINEポイントの付与などによる再配達削減を図る提案を行った。

講評…「宅配便の再配達という誰もが知る身近な社会課題に対して、非常に説得力のある提案であった点、LINEポイントの活用というアイデア性などを評価した。採算性の部分を追求すれば、ビジネス展開も十分に考えられる」(亀谷潮太氏)

TEPCO賞(1組…福島県産品ギフト+アマゾンギフト券15万円分)
受賞者…椙山女学園大学 現代マネジメント学部(椙山女学園大学 松田成未さんほか)
テーマ…「マンション区分所有者間のカーシェアリング」

マンション居住者間によるカーシェアリングサービス。所有する車を使わない時間帯に別の住人に貸出、
オーナーと利用者、双方にとってwin-winとなる提案を行った。

講評…「既存のリソースやアセットを有効活用し、稼働率を高めるという着眼点に加えて、サービスの中身が非常に練られていた。デベロッパーに足を運び、ユーザーサイドの意見を反映したプロセスも高く評価した」(河野秀昭氏)

優秀賞(1組…アマゾンギフト券10万円分)
受賞者…Well-Vehicle(早稲田大学 倉橋輝さんほか)
テーマ…「モビリティデータ」

複数のデータを統合したモビリティに関するプラットフォームを構築し、リアルタイムでの最適化ルートの提案のほか、パターン解析などを通したQOL向上などの提案を行った。

講評…「ビジネスはロジカルに考えがちだが、人々のWell-beingやSDGsなど、今私たちが一見忘れがちな視点にもきちんと目を向けてビジネスをつくっていた。こうした視点が今の時代に重要なポイントだと思った」(大畑慎治氏)

TEPCO特別賞※(5組…福島県産品ギフト)
・OWL
・グループ善
・FULL TRACK
・Home Charge Share
・TH
※最終審査に残ったアイデア以外から選ばれた5組へ送付いたします。



■EMIRAについて
イノベーション(変革)を「エネルギー」という視点で読み解くことで未来を変えていくWebメディアです。株式会社KADOKAWA、東京電力ホールディングス株式会社、株式会社読売広告社の3社で構成する「EMIRA編集委員会」によって制作・配信を行っています。
・公式サイト: https://emira-t.jp/

■早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル 育成プログラムについて
人間活動の基盤であるエネルギーの安定確保、安全で持続可能なエネルギーの導入が求められる社会背景を受け、国公私立連携13大学によりすすめられる博士人材育成プログラムです。生産分野から消費分野まで、産業全体を視野に入れ、次世代エネルギーシステムを社会に対して積極的に展開できる人材を育成しています。
・公式サイト: https://www.waseda.jp/pep/