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掲載開始日 2023年12月22日

タイ最大規模のマンガ・ライトノベル出版グループ誕生 KADOKAWAグループ 現地出版社を子会社化

 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下 当社)は、当社グループ子会社であるタイのKADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITED(本社:タイ王国バンコク、代表者:岩崎太郎、以下 KADOKAWA AMARIN)が、タイで主にマンガ・ライトノベルを刊行する出版社First Page Pro Ltd.(本社:タイ王国バンコク、代表者:Montree Tipprasert、以下 First Page)の株式を取得し、2023年12月21日に子会社とすることに合意したことをお知らせいたします。
 なお、本件が当期の連結業績に与える影響は軽微です。



 KADOKAWA AMARINは2016年に設立され、当社を含む日本の出版社が刊行するマンガ・ライトノベルのタイ語翻訳出版事業を展開しています。現在は年間約400点超の書籍を刊行し、現地市場において最大手の一角を占めるに至っています。
 一方、First Pageは2014年に設立され、同様に現地でマンガ・ライトノベルのタイ語翻訳出版事業を展開しており、現在は年間約120点超の書籍を刊行し、現地に日本コンテンツの強固なコアファン層を有しています。
 今回の買収により、タイのマンガおよびライトノベル市場におけるリーディングポジションの更なる強化を図って参ります。

 本件に関し、First PageのPresidentであるMontree Tipprasert、KADOKAWA AMARINのManaging Directorである岩崎太郎は、それぞれ次のように述べています。

Montree Tipprasert(First Page)
タイにおける、日本コンテンツの翻訳出版事業の成功モデルともいうべきKADOKAWA AMARINの傘下に加われることを嬉しく思います。日本コンテンツの需要は引き続き拡大しており、両社から生まれるシナジーが、全体利益の最大化につながるものと確信しています。

岩崎太郎(KADOKAWA AMARIN)
First Pageとのパートナーシップ関係の構築を喜ばしく感じています。同社はコアなファン層を対象に安定成長を続けており、より幅広いジャンルの作品を取り扱うKADOKAWA AMARINとの間で補完効果が見出されるほか、翻訳出版体制の増強を通じ、より多くのコンテンツをタイで展開できるようになることを期待しています。

■KADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITEDについて
2016年に設立されたKADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITEDは、主に日本のライトノベルやマンガのタイ語翻訳出版ならびにグッズの生産販売事業を展開しています。現在は日本以外の海外出版社作品のタイ語翻訳出版も拡大させ、タイ発IPの日本へのライセンスアウトを行うなど、幅広い事業展開をしています。

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■First Page Pro Ltd.について
2014年に設立されたFirst Page Pro Ltd.は、特にコアファンが好む日本IPのタイ語翻訳出版事業を軸に成長を続けています。また自社で開発したキャラクターグッズ販売も行うなど商品企画力にも強みがあります。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/13959_2_8598b31db8fbcf456515451d9ee59224.jpg ]


■株式会社KADOKAWAについて
出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、ところざわサクラタウンを中心としたIP体験施設の運営など、幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。優れたIPを安定的に創出し、さまざまな形で世界に届ける「グローバル・メディアミックス」戦略を、テクノロジーの活用により実践しております。
https://group.kadokawa.co.jp/