翡翠色の海へうたう 電子版
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発売日:
2021年08月31日
商品形態:
電子書籍

翡翠色の海へうたう

  • 著者 深沢 潮
発売日:
2021年08月31日
商品形態:
電子書籍

国も、時代も、性別も、そのすべての境界を越えてゆけ――深沢潮、渾身作!

派遣社員、彼氏なし、家族とは不仲。冴えない日々を送る葉奈は作家になる夢を叶えるべく、戦時中の沖縄を舞台に勝負作を書くことを決める。しかし取材先で問題の当事者ではない自分が書くことへの覚悟を問われ……。

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「翡翠色の海へうたう」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ひたすらに重く苦しみを伴う作品だ。慰安婦の事をある程度知っているつもりだった。読み進むに連れ自分の認識の甘さを思い知り、知っているつもりと真実の間には天と地ほどの隔たりがある事に気付かされる。騙され連 ひたすらに重く苦しみを伴う作品だ。慰安婦の事をある程度知っているつもりだった。読み進むに連れ自分の認識の甘さを思い知り、知っているつもりと真実の間には天と地ほどの隔たりがある事に気付かされる。騙され連れて来られた彼女達は、人間扱いされず軍事物資として運ばれて来たという。そして来る日も来る日も男達の穴となり拒む事は許されない。戦争が男達を獣にしたのか?いや、どんな言い訳を並べたとして決して許される行為ではない。二度と会えない故郷の家族を想いながら、翡翠色の海へ向かいアリランを歌う彼女達の姿に涙が止まらない。 …続きを読む
    よつば
    2021年09月14日
    72人がナイス!しています
  • 薄くて軽い本だけれど、内容は重いものが詰まっていた。本作には“私”と“わたし”が登場する。“私”は、主人公の河合葉奈。派遣社員で冴えない日々を送りながらも、作家を目指している。あるきっかけで戦時中の沖 薄くて軽い本だけれど、内容は重いものが詰まっていた。本作には“私”と“わたし”が登場する。“私”は、主人公の河合葉奈。派遣社員で冴えない日々を送りながらも、作家を目指している。あるきっかけで戦時中の沖縄を舞台に作品を書こうと決める。しかし取材を進める中で、イメージしていた女性たちの姿と、証言者たちが語る彼女たちの姿に乖離がある事に気付く。そこで当時の慰安婦として仕えていた“わたし”が登場する。慰安婦の話は読んでいてとてもつらかった。戦争がなければこんな事は起きなかった。平和のありがたさを改めて痛感した。 …続きを読む
    のぶ
    2021年09月21日
    71人がナイス!しています
  • 沖縄戦における慰安婦。仲間たちと笑い朝鮮のうたを歌いあう束の間の安らぎと、それを大きく超えた凌辱される毎日に迫り来る戦火。当時を生きたであろう“わたし”と、当時のことを取材して小説家を目指す“私”。安 沖縄戦における慰安婦。仲間たちと笑い朝鮮のうたを歌いあう束の間の安らぎと、それを大きく超えた凌辱される毎日に迫り来る戦火。当時を生きたであろう“わたし”と、当時のことを取材して小説家を目指す“私”。安い同情から無意識に他人事で見てしまう目線を引っ叩いてくれる。何も知らずに連れて来られて逃げ場なく、尊厳を蹂躙され続ける姿を想像すると苦しい。悔しくて可哀想で人目にさらしたくない、でも人に伝えなければ気に留められず無かったことにされる。男の視点では遠く及ばないけれど、当事者ではない人間が取り上げる葛藤は難しい。 …続きを読む
    hukkey (ゆっけ)
    2021年09月04日
    11人がナイス!しています

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