甘夏とオリオン 電子版
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発売日:
2019年12月12日
商品形態:
電子書籍

甘夏とオリオン

  • 著者 増山 実
発売日:
2019年12月12日
商品形態:
電子書籍

人はいつだって、誰かを待っているんやね。

大阪の下町、玉出の銭湯に居候する駆け出しの落語家・甘夏。彼女の師匠はある日、一切の連絡を絶って失踪した。師匠不在の中、一門を守り、師匠を待つことを決めた甘夏と二人の兄弟子。一門のゴシップを楽しむ野次馬、女性落語家への偏見――。苦境を打開するため、甘夏は自身が住んでいる銭湯で、深夜に「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を行うことを思いつく。寄席にはそれぞれに事情を抱える人々が集まってきて――。

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「甘夏とオリオン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 登場する落語ネタの多さに上方落語ファンとして私はまだまだだと思ってしまう。そりゃ、全部のサゲまで言えたらこの私今頃は落語家の端くれになってるかもです。物語の冒頭から師匠が失踪した!と始まるわけで、失踪 登場する落語ネタの多さに上方落語ファンとして私はまだまだだと思ってしまう。そりゃ、全部のサゲまで言えたらこの私今頃は落語家の端くれになってるかもです。物語の冒頭から師匠が失踪した!と始まるわけで、失踪の理由とかを笑いにもっていくのかなと思いきや、そこは「波の上のキネマ」の増山さんです。残された3人の弟子のうち一人が女性落語家の甘夏、彼女を中心に物語は展開する。駆け出しの甘夏が女性落語家であることの難しさ、兄弟子たちとの交流を通じて師匠の帰りを待つという切なさや愛おしさがいっぱい詰まった作品。いいな、落語。 …続きを読む
    タイ子
    2020年02月09日
    110人がナイス!しています
  • 師匠が失踪した・・桂夏之助はこの道三十年以上のベテラン落語家。「来たらすぐに袖に声をかけるんやで」寄席小屋、南條亭の席亭高岡は色を失った顔で桂甘夏に声をかけた。今高座に上がっているのは桂竹傳、万事器用 師匠が失踪した・・桂夏之助はこの道三十年以上のベテラン落語家。「来たらすぐに袖に声をかけるんやで」寄席小屋、南條亭の席亭高岡は色を失った顔で桂甘夏に声をかけた。今高座に上がっているのは桂竹傳、万事器用で評判の落語家の機転で何とかでしのいだが・・甘夏は、夏之助の門をたたいて三年、大阪、玉出の銭湯の二階に間借りする駆け出しの女性落語家。師匠不在の一門を守るべく甘夏は小夏、若夏、二人の兄弟子と甘夏の住む銭湯で深夜、「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を開くことを思いつく・・。桂枝雀を彷彿とさせる、面白い。 …続きを読む
    たっくん
    2020年03月02日
    107人がナイス!しています
  • ノスタルジックな装丁だが現代小説だ、大学在学中にたまたま観た落語に魅せられ中退し弟子入りして3年、ある日突然師匠が失踪する、兄弟子と3人で師匠を待ちながら落語の修行、人情ある大阪の街や落語の話を織り交 ノスタルジックな装丁だが現代小説だ、大学在学中にたまたま観た落語に魅せられ中退し弟子入りして3年、ある日突然師匠が失踪する、兄弟子と3人で師匠を待ちながら落語の修行、人情ある大阪の街や落語の話を織り交ぜられた作品、男社会で女が落語する事の難しさや師匠の弟子を思い掛ける温かくも厳しい言葉、落語はただ喋るだけでなく、ないものをまるでそこに存在するかのように演じる芸である。昔教科書に載っていた水俣の話がまだ現代でも差別対象になっていて辛い思いをしている人が居るとは知らなかった、無知は罪やでの言葉が沁みました。 …続きを読む
    みかん🍊
    2020年02月27日
    101人がナイス!しています

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