月 電子版
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発売日:
2018年10月31日
商品形態:
電子書籍

  • 著者 辺見 庸
発売日:
2018年10月31日
商品形態:
電子書籍

これは〈語られたくない事実〉への小説の挑戦――21世紀文学の新たな刻印

「あなた、ひとですか?」
「ひとのこころ、ありますか?」

ベッド上にひとつの“かたまり”として横たわり続けるきーちゃんと、その思念の涯てなき広がりから、ニッポンに巣くう底知れぬ差別、良識をきどった悪意や“浄化”と排除の衝動を射貫く。
「にんげん」現象の今日的破綻と狂気を正視し、この世に蠢く殺意と愛の相克を活写。実際の障がい者19人殺害事件に想を得た、〈存在と無〉の究極を照らしぬく衝撃の傑作!


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「月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。久々の辺見 庸、著者は、こんな作品も書くんだというのが第一印象です。相模原市障害者施設19人殺害事件とクロスオーバーしてカオスのような小説でした。 https 図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。久々の辺見 庸、著者は、こんな作品も書くんだというのが第一印象です。相模原市障害者施設19人殺害事件とクロスオーバーしてカオスのような小説でした。 https://book.asahi.com/article/11964940 ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。ドッテテドッテテ、ドッテテド。 …続きを読む
    starbro
    2019年01月09日
    171人がナイス!しています
  • ベッドの上の「にくのかたまり」であるきーちゃんの心の声が騙る物語だ。きーちゃんは嗅覚と聴覚で世界を捉え、他者との意思疎通はできない。詩的で哲学的な内面世界を辿っていく作業は、ひらがなの多用が読みにくさ ベッドの上の「にくのかたまり」であるきーちゃんの心の声が騙る物語だ。きーちゃんは嗅覚と聴覚で世界を捉え、他者との意思疎通はできない。詩的で哲学的な内面世界を辿っていく作業は、ひらがなの多用が読みにくさを増しているが、たどたどしい独特のリズムが幻想的な現実世界を描き出す。モチーフの使われ方がダイレクトで、やまゆり園事件が齎した強い衝撃と重い心境が甦った。物語には不可解な事象にカタチを与え腑に落とす力があると思うが、この小説はむしろ「わかったつもりになるな、考え続けよ」とストレートに言っているのだと思う。↓ …続きを読む
    らぱん
    2019年08月17日
    45人がナイス!しています
  • 次々と色を塗り重ねていくような文体、マスカットグリーンの闇にかげろうが何度もよぎる景色、体も表情も動かせないきーちゃんの内的世界が豊かに広がる・・・と油断していた。後半やまゆり苑を想起させる描写に、そ 次々と色を塗り重ねていくような文体、マスカットグリーンの闇にかげろうが何度もよぎる景色、体も表情も動かせないきーちゃんの内的世界が豊かに広がる・・・と油断していた。後半やまゆり苑を想起させる描写に、そっか、だから「さとくん」なのかと思い当たる。見逃したり、流したり、忘れたりしながら、善人らしく日々を過ごしている者へのイタイ問題提起の本だった。マスコミ報道によれば、極悪非道な「さとくん」だが、善人らしく装って暮らしている私たちの隠してきた本音の代弁者だと思い込んでいたとは・・・。 …続きを読む
    yumiha
    2019年06月08日
    40人がナイス!しています

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