- 著者 山際 康之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年09月21日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 200
- ISBN:
- 9784041071854
八百長リーグ 戦時下最大の野球賭博事件
- 著者 山際 康之
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年09月21日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 200
- ISBN:
- 9784041071854
仲間が戦場に行くなか、なぜ野球賭博に手を染めなければならなかったのか
戦時下の貴重な娯楽として国民を楽しませていた職業野球に闇の手が伸びる――。昭和11年、巨人軍、タイガースなど七チームによる職業野球リーグが発足すると、連盟はすぐさま、大リーグで起きた八百長事件を懸念して、防止策を急いだ。しかし、それをあざ笑うかのように、不正をはたらく選手が現れた。そして、他のチームへと拡大の様相をみせていく。選手たちを召集する巨人軍。苦悩する沢村栄治……。なぜ選手たちは、連鎖するように次々と不正に手を染めていったのか。戦時下の八百長事件を、当時の資料や証言を丹念に積み重ねることにより追跡していくと、浮かび上がったのは、今なお繰り返し起こるプロ野球界の不祥事の本質だった……。賭博の予想に使われた野球雑誌をはじめ、戦前・戦中の貴重な写真、資料、新聞記事を多数収録。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序章 繰り返す事実
第1章 不正の予知
第2章 疑惑の交遊
第3章 表面化した事実
第4章 蝕まれたチーム
第5章 闇の正体
第1章 不正の予知
第2章 疑惑の交遊
第3章 表面化した事実
第4章 蝕まれたチーム
第5章 闇の正体
「八百長リーグ 戦時下最大の野球賭博事件」感想・レビュー
-
戦前〜戦中の日本プロ野球は次第に戦争に翻弄されていく悲劇的なイメージがあり、同じ著者による「兵隊になった沢村栄治」辺り等で詳しく書かれているがその一方で本書では待遇面の不満等から後年の黒い霧事件同様に …続きを読む2019年08月25日9人がナイス!しています
-
「プロ野球不祥事の構造」 多くの選手たちが戦地にむかう戦時下で八百長が行われていたというプロ野球の実話である。賭博の実態、選手に近づく賭け屋、八百長の手口など、これまで知られることのなかった負の歴史を …続きを読む2018年11月26日3人がナイス!しています
-
昭和初期の野球賭博事件が題材。よくここまで調べたな、と読みながら舌を巻いた。事件そのものだけでなく周辺の事情も調べ上げて、ひとつひとつの事実を丹念につなぎ合わせて、なぜ事件が起こったのかを浮かび上がら …続きを読む2018年10月01日2人がナイス!しています