なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年03月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784046022974

なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年03月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784046022974

習近平の「終身主席」体制は、中国史の必然だった!

2018年3月の中国の全人代において、国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正が可決された。習近平氏は間違いなく「終身主席」の座を狙っている。中国政治を知り尽くした石氏は、そう断言する。

しかしなぜ、民主化が進んだ世の中で、21世紀に至っても中国という国は市民も含めて「皇帝政治」を求めてしまうのか? その背景には、日本とはあまりにも異なる、中国独特の政治システムが存在していた。

始皇帝から現代までの中国史を一気に通観し、「皇帝政治」と中国とのかかわりを解き明かしたうえで、これからの日本と東アジア諸国に「新しい皇帝政治」が与える凄まじいインパクトを読み解く!!!


〈内容例〉
あえて紫禁城でトランプをもてなした習近平/どこをどう探しても後継者が見当たらない/少なくとも四期、できれば狙いは「終身主席」/党規約に盛り込まれた「習近平」という思想/始皇帝がつくり上げた「皇帝独裁の中央集権制」/「権力と権威の一体化」こそ皇帝の本質である/中央集権制の採用自体が秦王朝を滅亡させた?/皇帝政治の伝統を定着させた前漢王朝の成功/「天不可無日、国不可無君」なる中国の知恵を知れ/「化外の民」を教化することが「真命天子」の証/漢王朝と唐王朝はいかに中華秩序を構築したか/繁栄しながらも異民族に滅ぼされた宋の悲劇/明にも清にもみごとに当てはまる「歴史の法則」/清王朝の国内支配に打撃を与えた西洋列強/日清戦争の敗北、そして中華秩序は完全崩壊へ/蒋介石が「皇帝」になるチャンスを阻んだ共産党勢力/一九四五年、毛沢東は「皇帝」への夢を披露した/なぜ中華人民共和国の建国は天安門でなされたか/もう一度、「民族の偉大なる復興」の真意を読み解く/「新アジア安全観」の狙いは米軍を排除すること/日本はいま、存亡をかけた戦いを迫られている ……ほか
2018年3月の中国の全人代において、国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正が可決された。習近平氏は間違いなく「終身主席」の座を狙っている。中国政治を知り尽くした石氏は、そう断言する。

しかしなぜ、民主化が進んだ世の中で、21世紀に至っても中国という国は市民も含めて「皇帝政治」を求めてしまうのか? その背景には、日本とはあまりにも異なる、中国独特の政治システムが存在していた。

始皇帝から現代までの中国史を一気に通観し、「皇帝政治」と中国とのかかわりを解き明かしたうえで、これからの日本と東アジア諸国に「新しい皇帝政治」が与える凄まじいインパクトを読み解く!!!


〈内容例〉
あえて紫禁城でトランプをもてなした習近平/どこをどう探しても後継者が見当たらない/少なくとも四期、できれば狙いは「終身主席」/党規約に盛り込まれた「習近平」という思想/始皇帝がつくり上げた「皇帝独裁の中央集権制」/「権力と権威の一体化」こそ皇帝の本質である/中央集権制の採用自体が秦王朝を滅亡させた?/皇帝政治の伝統を定着させた前漢王朝の成功/「天不可無日、国不可無君」なる中国の知恵を知れ/「化外の民」を教化することが「真命天子」の証/漢王朝と唐王朝はいかに中華秩序を構築したか/繁栄しながらも異民族に滅ぼされた宋の悲劇/明にも清にもみごとに当てはまる「歴史の法則」/清王朝の国内支配に打撃を与えた西洋列強/日清戦争の敗北、そして中華秩序は完全崩壊へ/蒋介石が「皇帝」になるチャンスを阻んだ共産党勢力/一九四五年、毛沢東は「皇帝」への夢を披露した/なぜ中華人民共和国の建国は天安門でなされたか/もう一度、「民族の偉大なる復興」の真意を読み解く/「新アジア安全観」の狙いは米軍を排除すること/日本はいま、存亡をかけた戦いを迫られている ……ほか

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 習近平という「新しい皇帝」の誕生
第2章 「皇帝の本質」は秦の始皇帝に学べ
第3章 前漢王朝が定着させた「国不可無君」
第4章 中華思想に基づく「歴史の法則」とは?
第5章 なぜ蒋介石は「皇帝」になれなかったか
第6章 「皇帝政治」の終焉を狙ったトウ小平改革
第7章 「新皇帝」率いる中国の戦略と日本の覚悟

「なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「皇帝政治」とセットで紹介される「中華思想」。一言で表現すれば「かなりおせっかい」(著者は「独り善がり」と表現)。この本を読むと中国政府が新疆ウイグル自治区・チベット自治区・香港で強権的な行動に出るの 「皇帝政治」とセットで紹介される「中華思想」。一言で表現すれば「かなりおせっかい」(著者は「独り善がり」と表現)。この本を読むと中国政府が新疆ウイグル自治区・チベット自治区・香港で強権的な行動に出るのかよく理解できる。中国政府の政策は日本にとって決して対岸の火事ではない。現に中国政府は海洋進出の軍事構想として日本に迫る「第一列島線・第二列島線」という概念を持ち続けている。「東夷」の一人にすぎない日本人としてどうすれば良いのか分からないが、ただ各地域で続いている抗争の顛末は見守っていた方が良いと思う。 …続きを読む
    えちぜんや よーた
    2019年10月19日
    83人がナイス!しています
  • 中国の歴史を紐解きながら「皇帝政治」の期間と混乱期を解説。利害関係の柵封体制。琉球処分から始まる清国の混迷と滅亡。琉球処分以前にもどすのが習近平の野望であり皇帝化の完成形と解く。 わかり易い中国史。 中国の歴史を紐解きながら「皇帝政治」の期間と混乱期を解説。利害関係の柵封体制。琉球処分から始まる清国の混迷と滅亡。琉球処分以前にもどすのが習近平の野望であり皇帝化の完成形と解く。 わかり易い中国史。
    犬養三千代
    2019年11月05日
    6人がナイス!しています
  • チャイナの歴史が、統一王朝と反乱・易姓革命の繰り返しとは言われていますが、皇帝を求める歴史的理由の分析が新しい視点に感じました。終身主席の誕生で歴史の循環に踏み出したとすると、日本は大変に危険な状況に チャイナの歴史が、統一王朝と反乱・易姓革命の繰り返しとは言われていますが、皇帝を求める歴史的理由の分析が新しい視点に感じました。終身主席の誕生で歴史の循環に踏み出したとすると、日本は大変に危険な状況に入り出したことに…反日議員なんか選んでいる場合じゃないですね。 …続きを読む
    Tomo
    2018年04月19日
    6人がナイス!しています

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