戦中史

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年01月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
448
ISBN:
9784041045770

戦中史

  • 著者 福井 紳一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年01月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
448
ISBN:
9784041045770

なぜ、日本は破局にいたったのか。日本人が見のがした転換点とは--

あの時、日本はなぜ破局を
とめられなかったのか?
日本人が見のがした転換点とは!?
日本史講義の第一人者による、圧巻の近現代史!!

かつて、なぜ日本は破局にいたったのか。
いま、私たちは「戦後の終焉」と「戦中の到来」という、大きな歴史的転換点に直面している。既に、私たちの立っている地点が、後の歴史家から見れば「ポイント・オブ・ノーリターン」なのかもしれない。だからこそ、この国でかつてあった“戦中史”を、破局を回避できなかった負の歴史を直視することが求められている。
政治と軍事、恐慌と戦争、思想と権力、満州と革命。日本人が見のがした転換点を、4つのテーマから探る。
日本史講義の第一人者が次代に贈る、渾身の近現代史!!

かくして、日本人は破局へと歩み続けた。
「なぜ一度潰した制度(軍部大臣現役武官制)は甦ったのか?」
「なぜ、景気対策は軍需に頼ることになってしまったのか?」
「なぜ、思想は弾圧され、懐柔され、迎合してしまったのか?」
「なぜ、日本を超える議論(アジア主義)は潰されたのか?」
歴史の転換点をいまこそ、直視する。
あの時、日本はなぜ破局を
とめられなかったのか?
日本人が見のがした転換点とは!?
日本史講義の第一人者による、圧巻の近現代史!!

かつて、なぜ日本は破局にいたったのか。
いま、私たちは「戦後の終焉」と「戦中の到来」という、大きな歴史的転換点に直面している。既に、私たちの立っている地点が、後の歴史家から見れば「ポイント・オブ・ノーリターン」なのかもしれない。だからこそ、この国でかつてあった“戦中史”を、破局を回避できなかった負の歴史を直視することが求められている。
政治と軍事、恐慌と戦争、思想と権力、満州と革命。日本人が見のがした転換点を、4つのテーマから探る。
日本史講義の第一人者が次代に贈る、渾身の近現代史!!

かくして、日本人は破局へと歩み続けた。
「なぜ一度潰した制度(軍部大臣現役武官制)は甦ったのか?」
「なぜ、景気対策は軍需に頼ることになってしまったのか?」
「なぜ、思想は弾圧され、懐柔され、迎合してしまったのか?」
「なぜ、日本を超える議論(アジア主義)は潰されたのか?」
歴史の転換点をいまこそ、直視する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき 
第一章 政治と軍事――制度は腐敗した
(1) 軍部大臣現役武官制と天皇の軍隊
(4) 統制派と皇道派、そして二・二六へ
(5) 軍部大臣現役武官制の復活と政変   etc

第二章 恐慌と戦争――産業は動員に接続した
(1) 日本における資本主義の発達
(4) 金解禁と昭和恐慌
(6) 総力戦体制
(7) 戦後の経済と戦争          etc

第三章 思想と権力――迎合と諦観と、そして抵抗があった
(6) 西洋近代思想の流入
(7) 国権論の台頭とナショナリズムの高揚
(8) 社会主義とキリスト教
(11)吉野作造の民本主義
(15)日本におけるアナーキズム
(16)マルクス主義経済学とプロレタリア文学
(17)日本におけるファシズム        etc

第四章 満州と革命――アジア主義を問い直す
(1) 消えた思想家・橘樸
(2) 尾崎秀実の東亜協同体論と世界革命
あとがき  主要参考文献一覧 

「戦中史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日中戦争から太平洋戦争終結に至るまでの歴史を描いた力作。社会主義とファシズムの親和性については以前から漠然と考えていたが、2・26事件の青年将校たち、共産主義シンパの転向者や満鉄などの事例を見るに、フ 日中戦争から太平洋戦争終結に至るまでの歴史を描いた力作。社会主義とファシズムの親和性については以前から漠然と考えていたが、2・26事件の青年将校たち、共産主義シンパの転向者や満鉄などの事例を見るに、ファシズムとは広義の社会主義に含めることができるのではないか、と思った。また、アジア主義といわれるものが非常に広い意味を持っていることがあらためて良く分かった。 …続きを読む
    ukmsblue
    2018年03月15日
    4人がナイス!しています
  • 今さらながら、ようやく読んだ。「第四章 満州と革命ーアジア主義を問い直す」は、大変多くのことを学ばせてくれる論考であった。橘樸と左翼アジア主義、橘の協同組合思想、合作社、様々考えさせられた。 今さらながら、ようやく読んだ。「第四章 満州と革命ーアジア主義を問い直す」は、大変多くのことを学ばせてくれる論考であった。橘樸と左翼アジア主義、橘の協同組合思想、合作社、様々考えさせられた。
    Masakazu Fujino
    2018年08月31日
    2人がナイス!しています
  • 小泉・安倍内閣から続く自民党政権による国家主義的風潮は弱まることを知らない。だからこそ、私達は「戦中史」を顧みる事が必要なのではないか。戦前≒戦中も、国家主義的な風潮が強い格差社会であった。国民はその 小泉・安倍内閣から続く自民党政権による国家主義的風潮は弱まることを知らない。だからこそ、私達は「戦中史」を顧みる事が必要なのではないか。戦前≒戦中も、国家主義的な風潮が強い格差社会であった。国民はその打破を求めて軍部にまで期待を寄せた。だが、その期待の先には戦争による廃墟と破滅があった。 その後訪れた復興ですら筆者は戦中史であったと断じる。特定秘密保護法・テロ等準備罪・国民間の同調圧力・管理主義的傾向が強まる教育。戦中史さながらの今日において教壇に立ち続ける筆者は我が国の良心的存在と言えるだろつ。 …続きを読む
    ryotarocheak
    2024年02月06日
    0人がナイス!しています

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