- 著者 桜庭 一樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年10月19日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784041103210
無花果とムーン
- 著者 桜庭 一樹
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年10月19日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784041103210
『GOSICK』『伏』の著者がおくる、ひと夏の少女物語!
あたし、月夜は18歳。紫の瞳を持った、無花果町のもらわれっ子。大好きなお兄ちゃんに死なれてから、あたしはどうもおかしくて……少女の思いが世界を塗り替える。そのとき町に起こった奇跡とは!?
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
おすすめコメント
月夜のくらくら揺れるような語りが胸に刺さります。すごく良かった!
―三上延さん/作家『ビブリア古書堂の事件手帖』
生者と死者の関係性を志向=思考し続けてきた桜庭一樹の新しい境地
―榎本正樹さん/文芸評論家
世にも奇妙で愛おしい、少女の祈りの物語。
―石井千湖さん/書評家
「無花果とムーン」感想・レビュー
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月夜は奈落のことが、えいえんにだいすきだからね。ピーナッツバター味の甘ったるい口づけが、その悲劇の始まりだった。血の繋がらぬ兄と妹が犯すただ一度だけの禁忌。花の咲かない無花果の葉陰。隠すべき秘密は顔か …続きを読む2013年04月29日169人がナイス!しています
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久しぶりの桜庭さん。兄・奈落の死が受け入れられない義妹の月夜。最初から最後まで月夜が見てる夢を読んでいるようなそんな感覚だった。奈落の葬儀の後は、ずっと、ふわふわした感じ。その後の月夜が気になる。 そ …続きを読む2012年11月17日145人がナイス!しています
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無花果町で育った、もらわれっ子の月夜。大好きなお兄ちゃん・奈落のお葬式から物語は始まる。泣くことも、諦めることも、落ち込むこともできない月夜。忘れるなんてしたくないという月夜の気持ちと、まだ成仏しきれ …続きを読む2014年01月26日140人がナイス!しています
著者紹介
桜庭 一樹(さくらば・かずき)
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受ける。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。『GOSICK-ゴシック-』シリーズは人気を博し、長篇8巻短篇集4巻が刊行、アニメ化された。続刊として『GOSICK RED』『GOSICK BLUE』『GOSICK PINK』も刊行中。他の著書に『道徳という名の少年』『推定少女』『赤×ピンク』『ほんとうの花を見せにきた』『このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集』『少女七竈と七人の可愛そうな大人』『無花果とムーン』など。