雨ときどき、編集者

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
338
ISBN:
9784048691857
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雨ときどき、編集者

  • 著者 近江 泉美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
338
ISBN:
9784048691857

死去した作家の『遺言』を胸に、編集者は出版業界に無謀な戦いを挑む!

大手出版社『仙葉書房』の中堅文芸編集者・真壁のもとに、一通の手紙が舞い込んだ。それは死んだ作家からの『遅れてきた遺言』。「真壁、俺の本を親父に届けてくれ」。マイナーな日本小説を海外に羽ばたかせるには? 大手出版社『仙葉書房』の中堅文芸編集者・真壁のもとに、一通の手紙が舞い込んだ。それは死んだ作家からの『遅れてきた遺言』。「真壁、俺の本を親父に届けてくれ」。マイナーな日本小説を海外に羽ばたかせるには?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「雨ときどき、編集者」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • やっぱり本好きだからか、編集者とか出版業界をテーマにしてあるものはついつい手が伸びちゃう。これも然りで、タイトルがもうね、読むしかないよな吸引力が凄かった。オノマトペって日常会話では全然意識しないけど やっぱり本好きだからか、編集者とか出版業界をテーマにしてあるものはついつい手が伸びちゃう。これも然りで、タイトルがもうね、読むしかないよな吸引力が凄かった。オノマトペって日常会話では全然意識しないけどちゃんと使えると心が静かになっていくような綺麗な気持ちになれる気がする。例えば今現在私がいる場所豪雪だけど、“しとしと”じゃなく何て言うに相応しい?と考えると楽しい。脱線したけど、内容すごく良かった。翻訳をテーマにした本は読むの初めてかも。改めて翻訳事情を踏まえた上で海外で訳された本読み直してみようかな。 …続きを読む
    MINA
    2016年12月11日
    46人がナイス!しています
  • 急逝した担当人気作家・樫木の死から立ち直れずにいた編集者・真壁が、生き別れたドイツ人の父親に本を届けて欲しいという樫木の遺言を実現するために奮闘する物語。ベストセラーでも海外向けの翻訳はごくわずかとい 急逝した担当人気作家・樫木の死から立ち直れずにいた編集者・真壁が、生き別れたドイツ人の父親に本を届けて欲しいという樫木の遺言を実現するために奮闘する物語。ベストセラーでも海外向けの翻訳はごくわずかという厳しい現実に直面しながら、諦めずに道を探ったり運良く出会えたドイツ人翻訳者と衝突したり理解していく過程は、真壁自身にとっても樫木の死を受け止めて前に進むために必要なことだったのかなと思いました。心地よい読後感のある物語ですが、一度は翻訳の話を突っぱねたルイルイと和解後の描写がもう少しあると良かったですかね。 …続きを読む
    よっち
    2015年01月26日
    41人がナイス!しています
  • 「俺の本をおやじに届けてくれ」担当作家からの遺言に沿って、自伝的作品を何とかドイツ語に翻訳できないかと奮闘する話。日本語の小説をを外国語、しかも英語以外の言語に翻訳するのがこんなに大変なんて。言語ある 「俺の本をおやじに届けてくれ」担当作家からの遺言に沿って、自伝的作品を何とかドイツ語に翻訳できないかと奮闘する話。日本語の小説をを外国語、しかも英語以外の言語に翻訳するのがこんなに大変なんて。言語あるある的なエピソードも楽しい。時々どころか私生活も使ってどっぷり編集者。最後がちょっと駆け足?結局どうなったのかはもっとちゃんと読みたかった。 …続きを読む
    ぐっち
    2017年05月06日
    35人がナイス!しています

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