「幽談」感想・レビュー
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2012/2/24 Amazonより届く。 2017/11/12〜11/13 京極さんの奇妙な味の短編集。「手首を拾う」、「ともだち」、「下の人」、「成人」、「逃げよう」、「十万年」、「知らないこと」、「こわいもの」の8編。どれも良 …続きを読む2017年11月13日89人がナイス!しています
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あぁやっぱり厭だ。気味の悪い何かが纏わりついて離れない。厭だ。厭なのに、やっぱり好きだ。この溢れる不気味さ、得体の知れない何かが迫りくる気持ち悪さ。常識など通用しない狂ったモノが溢れ出すこの世界観、痺 …続きを読む2021年06月07日64人がナイス!しています
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再読。最後は必ず綺麗さっぱりと憑き物を落としてくれる「百鬼夜行」とは異なり、起承転結やオチを望む人にはさぞかし納得出来ないだろう八篇。しかしその据わりが悪い読後感がこの本の根幹とも云える。主人公も世界 …続きを読む2017年06月09日48人がナイス!しています
著者紹介
京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。