• 「まえがき」に、「死を体験したとき、その人はもう死んでいるわけだから、他人にその体験を伝えることができない。生きているあいだに、死体に関する知識をどれだけ増やしたとしても、死を本質的に理解したとはいえ 「まえがき」に、「死を体験したとき、その人はもう死んでいるわけだから、他人にその体験を伝えることができない。生きているあいだに、死体に関する知識をどれだけ増やしたとしても、死を本質的に理解したとはいえず、現象の入り口に立っているにすぎないのだ。」とあり、ゆえに生きている人間が死体を考える場合、結局は入門でしかないという理由で、この本は「死体入門！」という題名になっているそうです。さらに「ただ、安心してほしい。人間は誰もが死体になる。「入門」者は必ず「卒業」できることは、保証する。と結んでありました。⇒ …続きを読む
  GAKU

  2017年10月13日
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• 読んで字のごとく死体に関する雑学書。でもただのトリビア寄せ集めではない。いきなりカラーの九相死絵巻から始まる。本文は九相死絵巻を交えながら死体の定義、死体の腐敗段階を図入りで説明し、さらに腐敗しない死 読んで字のごとく死体に関する雑学書。でもただのトリビア寄せ集めではない。いきなりカラーの九相死絵巻から始まる。本文は九相死絵巻を交えながら死体の定義、死体の腐敗段階を図入りで説明し、さらに腐敗しない死体として３種類のミイラの作り方やその理論を解説する。４章では死体を扱う世界に触れるが、所謂雑学的な部分はここだけだ。 最後に死体がどう生者の役に立っているかを紹介してお仕舞い。特に死体の変化、動物のたかり方とその理由などを説明する２章は圧巻。 …続きを読む
  いつき

  2011年11月18日
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• 貧乏金持ち、顔の美醜。性格の良さ悪さに関係なく、人間が最後にたどり着く運命にある『死体』。 そんな死体についての様々な知識を得ることができるのが本署。 いきなり死体が段々と骨になっていく様子が描かれた浮 貧乏金持ち、顔の美醜。性格の良さ悪さに関係なく、人間が最後にたどり着く運命にある『死体』。 そんな死体についての様々な知識を得ることができるのが本署。 いきなり死体が段々と骨になっていく様子が描かれた浮世絵から始まるというなかなかにショッキングなスタートだけど、タイトルに『入門』とあるだけに、難しい用語などについてもわかりやすく説明されていて非常に読みやすかった。 イギリスの諺に、『子供が生まれたら犬を飼うと良い』(長いので興味があればググってください(笑))というのがあるが、昨今、核家族化によって …続きを読む
  キートン

  2022年05月16日
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