出口のない楽園

出口のない楽園

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年11月05日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840111683

出口のない楽園

  • 著者 岩井 志麻子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年11月05日
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840111683

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「出口のない楽園」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最近読む機会が多い岩井さん。 もっと早くから読んで置けば良かったな、面白い! 薄暗く、エグく、薄幸さが漂う色気。 とてもひんやりと心地良い読後感でした。 最近読む機会が多い岩井さん。 もっと早くから読んで置けば良かったな、面白い! 薄暗く、エグく、薄幸さが漂う色気。 とてもひんやりと心地良い読後感でした。
    ピン
    2019年04月16日
    5人がナイス!しています
  • 岩井志麻子の現代日本を舞台にした短篇は、どうしようもない人間のうめき声や暗い喘ぎのようなものが充満していて、それにこの世でない存在が揺らめくように寄り添っていて、なんとも不吉でおぞましい雰囲気が漂って 岩井志麻子の現代日本を舞台にした短篇は、どうしようもない人間のうめき声や暗い喘ぎのようなものが充満していて、それにこの世でない存在が揺らめくように寄り添っていて、なんとも不吉でおぞましい雰囲気が漂っている。正直言って、読者サービスが過ぎるような展開や仕掛けがあるような気もするのだけど、その世界を、こんなに平易な文章で投げ出すように描写されると、それらの僅かなほころびも含めて、恐ろしさを感じるしかない。 …続きを読む
    くさてる
    2012年06月08日
    2人がナイス!しています
  • 『ダ・ヴィンチ』で途中まで読んだ『夢見る冷蔵庫』が気になり手に取った。日常に潜むホラーと言うよりも日常に溶け込んでいるホラーと言った短編集。だらだらとした倦怠感があり真夏のあつい空気を吸っているような 『ダ・ヴィンチ』で途中まで読んだ『夢見る冷蔵庫』が気になり手に取った。日常に潜むホラーと言うよりも日常に溶け込んでいるホラーと言った短編集。だらだらとした倦怠感があり真夏のあつい空気を吸っているような物語ばかりだった。現実と妄想と、どこからが正常なのか、読み始めた瞬間から既にその境界線がぼやける。ひたすら暗く湿った物語が連なっているかと思いきや、たまにちょっとしたサービスのように自分自身をモデルにしたキャラクターが所々に登場するのも脱力感があって楽しめた。『檸檬と炭酸と砂糖と暗闇』『隣の寂しい女』が好き。 …続きを読む
    深水
    2013年03月02日
    1人がナイス!しています

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