「実朝の首」感想・レビュー
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源実朝の右大臣拝賀の式典は鶴岡八幡宮で行われた。儀式も終わり実朝が退出のため石段を下ると、大銀杏の木の陰に前将軍であり実朝の兄である頼家の遺児公暁が潜んでいた…と、しょっぱなから実朝の暗殺で始まる。そ …続きを読む2022年07月03日86人がナイス!しています
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葉室麟2作品目。甥公暁による実朝の暗殺、所在不明となった実朝の首。その行方と朝廷(後鳥羽上皇)と幕府(北条政子と義時)の覇権争い、巻き込まれる北条氏と源氏、坂東(足柄峠以東)の武士たち。そこに見え隠れ …続きを読む2013年11月04日30人がナイス!しています
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1219年に鶴岡八幡宮の境内で、頼家の子である公暁により実朝が暗殺されるところから、1221年に起きた承久の乱までを描いています。 九州で生まれた葉室麟にしては珍しく、九州を舞台にした作品ではなく、主に鎌倉を …続きを読む2020年06月06日27人がナイス!しています