歌集 かへり水 角川短歌叢書

歌集 かへり水 角川短歌叢書

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年09月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784046217455

歌集 かへり水 角川短歌叢書

  • 著者 今野 寿美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年09月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784046217455

水は還る。甦る。言葉のゆかしさを暮らしの中に甦らせる。

戦後、復員兵や引き揚げの人々が安堵の思いで喉を潤した門司港駅の「帰り水」。かつて百万頭もの出征馬がこの地で水を飲み戦地に送られたという。人も馬も水に別れ、水に逢う。そして歌は行き、巡る――第八歌集。 戦後、復員兵や引き揚げの人々が安堵の思いで喉を潤した門司港駅の「帰り水」。かつて百万頭もの出征馬がこの地で水を飲み戦地に送られたという。人も馬も水に別れ、水に逢う。そして歌は行き、巡る――第八歌集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 かへり水 角川短歌叢書」感想・レビュー
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  • #今野寿美 #短歌 #現代女性歌人展 つゆの世のしたたりのごと一秒を眠りて醒むる馬立ちながら 浜名湖・・・と隣に呟く声のまま見る平らけき水も喪のいろ 波たたぬめぐり、ゆくたて山峡(やまかひ)をひとすくひし #今野寿美 #短歌 #現代女性歌人展 つゆの世のしたたりのごと一秒を眠りて醒むる馬立ちながら 浜名湖・・・と隣に呟く声のまま見る平らけき水も喪のいろ 波たたぬめぐり、ゆくたて山峡(やまかひ)をひとすくひして甲斐市とはなる 着水のまえの翼は騒がずに風に乗るとふことさやかなり 水の面を蹴る両足は飛ぶための儀式にふさふつややかな黒 病みゐると見えずに病んでゐる木なり芯にせつなき水のぼりくる …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2016年07月13日
    33人がナイス!しています

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