パロール・ジュレと紙屑の都

パロール・ジュレと紙屑の都

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年03月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048740432

パロール・ジュレと紙屑の都

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年03月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048740432

凍った言葉を巡る壮大なマジカルファンタジー!

キノフという町では、言葉が凍りついてパロール・ジュレと呼ばれる結晶になるという……その神秘を古書の紙魚となって追究する諜報員、謎を追う刑事、言葉の解凍士。言葉を巡る壮大なマジカルファンタジー。 キノフという町では、言葉が凍りついてパロール・ジュレと呼ばれる結晶になるという……その神秘を古書の紙魚となって追究する諜報員、謎を追う刑事、言葉の解凍士。言葉を巡る壮大なマジカルファンタジー。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「パロール・ジュレと紙屑の都」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • パロール・ジュレとは凍った言葉という意味だそうです。本の中の紙魚となることができる「フィッシュ」が「パロール・ジュレ」という凍りついた言葉とそれを溶かす「解凍士」の秘密を探る任務を任せられます。一章一 パロール・ジュレとは凍った言葉という意味だそうです。本の中の紙魚となることができる「フィッシュ」が「パロール・ジュレ」という凍りついた言葉とそれを溶かす「解凍士」の秘密を探る任務を任せられます。一章一章が美しい宝石のように輝いていて、それがゆるやかに長編へと編まれているのが心地よかったです。つながりのない人たちがつながり、物語の先を作っていく感じでしょうか。読み進めていくとどんどんキノフの町が頭の中で作り上げられるようでした。感性的でファンタジックな世界観がとても綺麗だと思います。 …続きを読む
    優希
    2015年01月14日
    69人がナイス!しています
  • この街、キノフにはいっていくのはなかなかたいへん。それこそ紙魚(しみ〜この本の中ではフィッシュと呼ばれている)にでもならなくては。いつもこの人の作品に感じる読めていない感、独特の世界観。パロール・ジュレ この街、キノフにはいっていくのはなかなかたいへん。それこそ紙魚(しみ〜この本の中ではフィッシュと呼ばれている)にでもならなくては。いつもこの人の作品に感じる読めていない感、独特の世界観。パロール・ジュレという凍った言葉と解凍士。なんでもなさそうなドラマチックなロマン。不完全燃焼にもかかわらず惹かれてしまう。 …続きを読む
    Mumiu
    2014年11月18日
    50人がナイス!しています
  • 読み終えるのにひと冬かかった。纏う空気と言葉が好きすぎて読み切っていないのに冊子の冬の本にも載せてしまったけど、感想がまだ書けそうにないので冊子の文若干引用します。何の気なしにぽつりと呟いた、誰にも聞 読み終えるのにひと冬かかった。纏う空気と言葉が好きすぎて読み切っていないのに冊子の冬の本にも載せてしまったけど、感想がまだ書けそうにないので冊子の文若干引用します。何の気なしにぽつりと呟いた、誰にも聞かれなかった言葉が結晶化する《パロール・ジュレ》世界の物語。北の街キノフの住人が代わる代わるその世界を紡いでいく。「言葉はいつも、その人がいなくなってから輝く。」「言葉は残される。」たしかに。痛い言葉も優しい言葉も。言葉は凍結されて、いつか未来に解凍される。たぶん今後何度も開く本になるのだろうなあ。 …続きを読む
    2019年02月28日
    31人がナイス!しています

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