覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
488
ISBN:
9784048738941

覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

  • 著者 打海 文三
  • イラスト 帝国 少年
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
488
ISBN:
9784048738941

未完の遺作、ついに刊行!

戦争孤児が見る夢を、佐々木海人も見る。小さな家を建て、消息不明の母を捜し出して、妹と弟を呼びよせて四人で慎ましく暮らすという夢を。八歳のころから見つづけてきたささやかな夢だ--。 戦争孤児が見る夢を、佐々木海人も見る。小さな家を建て、消息不明の母を捜し出して、妹と弟を呼びよせて四人で慎ましく暮らすという夢を。八歳のころから見つづけてきたささやかな夢だ--。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 応化三部作の完結編。三部作とも上巻がカイトの孤児部隊、下巻が椿子の女子マフィア視点で構成されているけど、今作の下巻途中で絶筆となっている。近未来日本の壮絶な内戦は、多くの犠牲を出しながら完結を迎えたけ 応化三部作の完結編。三部作とも上巻がカイトの孤児部隊、下巻が椿子の女子マフィア視点で構成されているけど、今作の下巻途中で絶筆となっている。近未来日本の壮絶な内戦は、多くの犠牲を出しながら完結を迎えたけど、終戦後の少年少女達の行く末は読者が想像するしかない。でも、打海さんが描き出したであろう「その後」は、絶対に僕なんかには想像できないんだろうと悲しくなる。「この作者の見ている世界を、僕は自分では絶対に見ることができない」と感じた日本の現代作家は、伊藤計劃と打海文三だった。2人の夭逝が本当に残念でならない。 …続きを読む
    キク
    2021年08月06日
    51人がナイス!しています
  • ようやく打海先生の本を最後まで読むことが出来たと思ったら(過去3作挫折)、未完で続きが読めないというオチだった。絶筆作だと調べずに読んだ自分が悪いのだが、続きが読みたい…。しかも3部作のラストで未完なの ようやく打海先生の本を最後まで読むことが出来たと思ったら(過去3作挫折)、未完で続きが読めないというオチだった。絶筆作だと調べずに読んだ自分が悪いのだが、続きが読みたい…。しかも3部作のラストで未完なので非常に悶々とする。 …続きを読む
    リボー
    2012年12月12日
    24人がナイス!しています
  • ★★★★ 常陸軍は強くても小さいため統一後の立場は弱く、トップたちも去っていくなか、政府は東京の治安を維持できずテロが頻発。その収拾に椿子が立ち回っている最中で終わるのが残念。平和が来ると信じたい。あとが ★★★★ 常陸軍は強くても小さいため統一後の立場は弱く、トップたちも去っていくなか、政府は東京の治安を維持できずテロが頻発。その収拾に椿子が立ち回っている最中で終わるのが残念。平和が来ると信じたい。あとがきに近未来とあったのが意外だったが、20年前の作品だからスマホだらけの世界は想像できないか。ウクライナの戦争によって、武器やハイテク機器が発達しても泥臭い歩兵の戦いになることが分ったし、いつの時代でも人はこの小説のように戦うんだろう。今読んでも古びていない物語だった。D …続きを読む
    宇宙猫
    2023年07月12日
    21人がナイス!しています

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