- 著者 長野 まゆみ
- 装丁 松田 行正
- イラスト 望月 通陽
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2008年07月23日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 264
- ISBN:
- 9784048738279
左近の桜
- 著者 長野 まゆみ
- 装丁 松田 行正
- イラスト 望月 通陽
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2008年07月23日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 264
- ISBN:
- 9784048738279
匂いたつかぐわしさにほろ酔う、大人のための連作奇譚
武蔵野にたたずむ料理屋「左近」。じつは、男同士が忍び逢う宿屋である。宿の長男で十六歳の桜蔵にはその気もないが、あやかしの者たちが現れては、交わりを求めてくる。そのたびに逃れようとする桜蔵だが…。
トピックス
メディアミックス情報
NEWS
「左近の桜」感想・レビュー
-
看板も出さずひっそりと佇む日本家屋、左近のお宿は人目を憚る恋人たちの逢瀬のお宿。そんな宿の息子桜蔵は、しばしばこの世ならざる「男」を引き込んでしまう。 天窓にさす桜の花あかりで、吹き込む花弁とともにひ …続きを読む2019年03月30日153人がナイス!しています
-
夢と現の狭間にいるような感覚になります。妖を引き寄せてしまう桜蔵。少年なのに「女」と見られてしまうのがまさに幻想のようでした。官能的でありながら清廉な雰囲気なのはやはり長野さんならでは。怪異の世界に酔 …続きを読む2015年11月04日90人がナイス!しています
-
色っぽい話だった。桜蔵(さくら)は男同士の逢いびき宿「左近」の長男。だが、母も父も定かではない。そこにしばしば現れる浜尾と父の柾は何やらそう言う関係らしい。ゆで卵好きの弟千菊(ちあき)も雰囲気のある中 …続きを読む2020年04月14日84人がナイス!しています