- 著者 大塚 英志
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2007年01月31日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784047034013
怪談前後 柳田民俗学と自然主義
- 著者 大塚 英志
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2007年01月31日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784047034013
柳田國男はなぜ田山花袋の『蒲団』を否定したのか
明治四〇年前後の「怪談の時代」を同時代として生きながら、「それぞれの自然主義」のあり方として民俗学と私小説を立ち上げた柳田國男と田山花袋。「自然主義」をめぐる「怪談の時代」の顛末を描き出す。
〈目次〉
序章 『遠野物語』序文を読む──未だ民俗学ではない書物として
第一章 内面嫌い
第二章 野蛮の書式
第三章 隘勇線への視線
第四章 自然児の人生
第五章 「私怪談」と現実の更新
第六章 部屋の小説家
第七章 魔法使いの孫
第八章 偽私としての安堵
第九章 地震と新開地
第十章 手紙の啓蒙家
第十一章 美知代の反撃
第十二章 第六感の自然主義
終章 「世間話」の改良
あとがき
主要参考文献
〈目次〉
序章 『遠野物語』序文を読む──未だ民俗学ではない書物として
第一章 内面嫌い
第二章 野蛮の書式
第三章 隘勇線への視線
第四章 自然児の人生
第五章 「私怪談」と現実の更新
第六章 部屋の小説家
第七章 魔法使いの孫
第八章 偽私としての安堵
第九章 地震と新開地
第十章 手紙の啓蒙家
第十一章 美知代の反撃
第十二章 第六感の自然主義
終章 「世間話」の改良
あとがき
主要参考文献
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「怪談前後 柳田民俗学と自然主義」感想・レビュー
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著者の大塚さんの作品は昔「木島日記」で名前を存じ上げていただけですが、このような専門的な本をお書きになっているとは知りませんでした。民俗学が好きで昔から柳田国男全集を購読したりしていましたが、その原文 …続きを読む2016年11月04日121人がナイス!しています
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現在から歴史を見るのではなく、「その時点」で見るという貴重な経験。柳田、魅力的。◇私家版350部だった『遠野物語』。この時点では「民俗学」は成立していない(柳田がこの名前でいくことにしたのは昭和10年 …続きを読む2016年10月09日32人がナイス!しています
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『遠野物語』を民俗学以前の物として読もうと試みる一冊。新体詩人としてデビューし竜土会という文学サロンの中心人物として田山花袋にネタ提供をしていた柳田の経歴から、遠野物語を自然主義文学のパラレル(大塚氏 …続きを読む2024年03月08日12人がナイス!しています