女人蛇体 偏愛の江戸怪談史

女人蛇体 偏愛の江戸怪談史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047021334
label

女人蛇体 偏愛の江戸怪談史

  • 著者 堤 邦彦
  • デザイン 片岡 忠彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047021334

嫉妬の焔で蛇となった女―宿業か悲恋か恐ろしくも哀れな男と女の怪談を探る

〈女が蛇になる物語〉はどのように生まれ、物語世界へと変貌したのか。仏教が説く因縁話から、様式化を経て悲恋物語へと変貌する“蛇体と化した女たち”。その足跡を追い、江戸怪談が描き出した魔境へと誘う。 〈女が蛇になる物語〉はどのように生まれ、物語世界へと変貌したのか。仏教が説く因縁話から、様式化を経て悲恋物語へと変貌する“蛇体と化した女たち”。その足跡を追い、江戸怪談が描き出した魔境へと誘う。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「女人蛇体 偏愛の江戸怪談史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 副題に怪談史とあるが、幅広く通史的に語ると言うよりも、嫉妬心から蛇に変化する女と言う要素に絞って考察を進めたもの。宗教的な要請もありながら、超自然の怪異譚が時代を追って伝播し形を変えていく様が、多くの 副題に怪談史とあるが、幅広く通史的に語ると言うよりも、嫉妬心から蛇に変化する女と言う要素に絞って考察を進めたもの。宗教的な要請もありながら、超自然の怪異譚が時代を追って伝播し形を変えていく様が、多くの文献を例示しながら綴られていくのは興味深い。本書を読んで思うのは、過去の時代の女性の捉えられ方で、根深いなあと言うことだ。 …続きを読む
    ぶうたん
    2022年03月15日
    7人がナイス!しています
  • 古代・中世の仏教説話から近世の小説・演芸へと続く〈女が蛇になる物語〉の足跡を、書き手と読み手の両方の側面から辿る一冊。 古代・中世の仏教説話から近世の小説・演芸へと続く〈女が蛇になる物語〉の足跡を、書き手と読み手の両方の側面から辿る一冊。
    らむだ
    2022年07月13日
    5人がナイス!しています
  • 女が蛇体と化す江戸の怪談を追う一冊。書かれた文芸には常に書き手と読み手の主観の綱引きが存在する。それはまさに「オンナ霊の人為的な創られ方と見せ方」なのだ。 女が蛇体と化す江戸の怪談を追う一冊。書かれた文芸には常に書き手と読み手の主観の綱引きが存在する。それはまさに「オンナ霊の人為的な創られ方と見せ方」なのだ。
    ekura
    2009年10月28日
    0人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品