短くて恐ろしいフィルの時代

短くて恐ろしいフィルの時代

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年12月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
144
ISBN:
9784047916449

短くて恐ろしいフィルの時代

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年12月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
144
ISBN:
9784047916449

その国は小さい。あまりに小さく、一度に一人しか住めないほどに……。

あまりに小さい内ホーナー国とそれを取り囲む大国・外ホーナー国。国境侵犯を巡って次第にエスカレートする迫害が、いつしか国家の転覆へと繋がって……抱腹絶倒のユーモアで壮大なテーマに挑む問題作! あまりに小さい内ホーナー国とそれを取り囲む大国・外ホーナー国。国境侵犯を巡って次第にエスカレートする迫害が、いつしか国家の転覆へと繋がって……抱腹絶倒のユーモアで壮大なテーマに挑む問題作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「短くて恐ろしいフィルの時代」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • どうも調子が悪い。このところ読書が進まない。なのにこの本はあっと言う間に読み終えた。普段俺はこの本のレビューはどう書こう、と考えながら読むんだけどこの本に関しては読むのがあっと言う間過ぎてレビューの考 どうも調子が悪い。このところ読書が進まない。なのにこの本はあっと言う間に読み終えた。普段俺はこの本のレビューはどう書こう、と考えながら読むんだけどこの本に関しては読むのがあっと言う間過ぎてレビューの考えが無。と言うか本の内容がほぼ無。寓話ととらえればそうとも言えるかも知れないけれど、おそらくそんな事は何も考えられてはいない。面白くなかったかと言うとそうでもなく、かと言って面白かったかと言うとそうでもない。読んだと言って俺には何の影響も残さない本だった。しかし調子が悪いなりに本が一冊読めたのは良しとしようか …続きを読む
    青乃108号
    2022年01月18日
    114人がナイス!しています
  • 一度に人が一人しか入れない内ホーナー国と、その外側にある外ホーナー国の対立を描く物語。登場人物達は人間と言うより、ガジェット化しており、脳の部分を取り外したりできる。童話的な雰囲気の話が、あっという間 一度に人が一人しか入れない内ホーナー国と、その外側にある外ホーナー国の対立を描く物語。登場人物達は人間と言うより、ガジェット化しており、脳の部分を取り外したりできる。童話的な雰囲気の話が、あっという間にブラックユーモアに満ちた話に変わっていくところが面白い。人間のエゴと政治を巧妙に結びつけた作者の筆力に感心した。読んでいてオーウェルの『動物農場』を思い出すことがあった。あの物語と同じように、政治の本質を的確に風刺していると思う。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2016年11月18日
    109人がナイス!しています
  • 「あまりにも小さくて一度に一人しか住めない国、内ホーナー国」と「それを取り囲む大きな国、外ホーナー国」の物語。「十二月の十日」があまりにもちんぷんかんぷんだったので大丈夫かな?とおそるおそる読み始めた 「あまりにも小さくて一度に一人しか住めない国、内ホーナー国」と「それを取り囲む大きな国、外ホーナー国」の物語。「十二月の十日」があまりにもちんぷんかんぷんだったので大丈夫かな?とおそるおそる読み始めたけど…なんという面白さ!そして読みやすさ!風刺がきいててグサグサ胸に突き刺さる。私のなかにも「フィル」がいるのか。「目をつぶったままサインしちゃう」自分じゃないのか。独裁者の誕生、戦争の始まりって恐ろしい。不思議でユーモラスで怖い世界を堪能できました。 …続きを読む
    シナモン
    2023年08月08日
    103人がナイス!しています

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