明治の結婚 明治の離婚 家庭内ジェンダーの原点

明治の結婚 明治の離婚 家庭内ジェンダーの原点

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年12月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047033887
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明治の結婚 明治の離婚 家庭内ジェンダーの原点

  • 著者 湯沢 雍彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年12月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784047033887

明治時代、結婚・離婚はもっと自由だった。

夫婦は一生添い遂げるもの、という考え方は日本でいつから始まったのか。結婚・離婚にかかわる法整備が行われた明治期は離婚多発時代だった。当時の実例を豊富に紹介し、明治の大衆生活や夫婦像に迫る。 夫婦は一生添い遂げるもの、という考え方は日本でいつから始まったのか。結婚・離婚にかかわる法整備が行われた明治期は離婚多発時代だった。当時の実例を豊富に紹介し、明治の大衆生活や夫婦像に迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「明治の結婚 明治の離婚 家庭内ジェンダーの原点」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 現民法制定後に生まれた私でも結婚や相続の際には全く明治民法のままに生きる両親や周囲に悩んだ。吉本新喜劇等の思考様式も21世紀にもその傾向は色濃く残った。今日こうした傾向は薄れたが、それは極端な少子化によ 現民法制定後に生まれた私でも結婚や相続の際には全く明治民法のままに生きる両親や周囲に悩んだ。吉本新喜劇等の思考様式も21世紀にもその傾向は色濃く残った。今日こうした傾向は薄れたが、それは極端な少子化による一族意識の物理的変容による物で、基本的に日本人の意識は同じなのかも知れぬ。今日の若者が我々世代と打って変わり安易に同棲を繰り返し、婚姻を果たした後も明治期に近い高離婚率を示すのもその表れなのだろう。本書は易しいジェンダー論として啓蒙的である上、明治家族法が民法体系の中でねじれて成立した経緯も教えてくれる。 …続きを読む
    bapaksejahtera
    2022年08月07日
    12人がナイス!しています
  • 資料や著者自身が行ったインタビューやエピソードが多くて楽しい。情報量が多い。明治時代の家族関係は、「どの」階層について語るかで大きく違う。この本ではさまざまな階層の家族関係を掘り起こしている(国際結婚 資料や著者自身が行ったインタビューやエピソードが多くて楽しい。情報量が多い。明治時代の家族関係は、「どの」階層について語るかで大きく違う。この本ではさまざまな階層の家族関係を掘り起こしている(国際結婚まで!)。/実家付近の暮らしぶりについて書かれた資料が取り上げられていて、テンションが上がった。/ほかの方も書かれているが、語り口が優しい。淡々と事実を追っている。 …続きを読む
    ふにゃ
    2013年11月22日
    5人がナイス!しています
  • この手の本は論文調で難しい・・・と覚悟して読んでみたらとても読みやすい文章でわかりやすかった。途中著者は女性ではないかと錯覚するぐらい文章が優しい。事例もいくつか挙げていて、わかりにくい原文は現代風に この手の本は論文調で難しい・・・と覚悟して読んでみたらとても読みやすい文章でわかりやすかった。途中著者は女性ではないかと錯覚するぐらい文章が優しい。事例もいくつか挙げていて、わかりにくい原文は現代風に訳してくれているのも親切。民法典論争で有名な旧民法が離婚の減少のきっかけになったのは確かっぽい。 …続きを読む
    2011年08月21日
    3人がナイス!しています

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