大江戸の姫さま ペットからお輿入れまで

大江戸の姫さま ペットからお輿入れまで

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784047033818
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大江戸の姫さま ペットからお輿入れまで

  • 著者 関口 すみ子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784047033818

楽しいけれどちょっと怖い。はじめての江戸の「姫さま」学入門

ペットを可愛がり、歌舞伎を楽しむ「姫さま」にとって、他家へのお輿入れは最大のお仕事といえる。数多くの図版を用い、さまざまな境遇のなかで生きた「姫様・姫君様」たちの暮らしとその実像に迫る。

〈目次〉
はじめに

第一章 姫さまのお楽しみ
  一 姫さまとペット
    姫さまと狆/奥と狆/宮女と狆/狆は犬か/猫の姫さま/「お犬」/犬張子
  二 姫さまと歌舞伎
    豊姫と二つの助六/『助六所縁江戸桜』/『助六曲輪菊』/豊姫と葵の御紋

第二章 姫さまのお輿入れ
  一 「大名の妻」
    「埒もなき者」か/ネットワークの環
  二 御守都の・御住居
    姫君様/御本丸と大名風/家斉/溶姫/末姫/従一位・御守殿・御住居/源氏の物語
  三 綱吉・吉宗・定信と姫さま
    表象としての大江戸の成立/綱吉と姫さま(鶴姫)/吉宗と姫さま(竹姫)/定信と姫さま(種姫)
  四 江戸へ上る姫──鷹山の孫娘たち
    姫さまをつくりこむ/女訓を手に江戸へ
  五 江戸へ下る姫──公家の姫の覚悟
    公家の御台所/福君
  六 和宮様お出迎え
    内親王の降嫁/和宮様お出迎え/御所風と御本丸

第三章 姫さまの記憶
    溶姫とサロメ/和宮の逸話

あとがき

主要引用参考文献

掲載図版出典一覧

人名索引・年表
ペットを可愛がり、歌舞伎を楽しむ「姫さま」にとって、他家へのお輿入れは最大のお仕事といえる。数多くの図版を用い、さまざまな境遇のなかで生きた「姫様・姫君様」たちの暮らしとその実像に迫る。

〈目次〉
はじめに

第一章 姫さまのお楽しみ
  一 姫さまとペット
    姫さまと狆/奥と狆/宮女と狆/狆は犬か/猫の姫さま/「お犬」/犬張子
  二 姫さまと歌舞伎
    豊姫と二つの助六/『助六所縁江戸桜』/『助六曲輪菊』/豊姫と葵の御紋

第二章 姫さまのお輿入れ
  一 「大名の妻」
    「埒もなき者」か/ネットワークの環
  二 御守都の・御住居
    姫君様/御本丸と大名風/家斉/溶姫/末姫/従一位・御守殿・御住居/源氏の物語
  三 綱吉・吉宗・定信と姫さま
    表象としての大江戸の成立/綱吉と姫さま(鶴姫)/吉宗と姫さま(竹姫)/定信と姫さま(種姫)
  四 江戸へ上る姫──鷹山の孫娘たち
    姫さまをつくりこむ/女訓を手に江戸へ
  五 江戸へ下る姫──公家の姫の覚悟
    公家の御台所/福君
  六 和宮様お出迎え
    内親王の降嫁/和宮様お出迎え/御所風と御本丸

第三章 姫さまの記憶
    溶姫とサロメ/和宮の逸話

あとがき

主要引用参考文献

掲載図版出典一覧

人名索引・年表

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「大江戸の姫さま ペットからお輿入れまで」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江戸時代はのべ数万人のお姫様が存在していたという…大名の江戸屋敷の妻や妾に生まれた姫様、公家の姫様、大名の国にいる妾から生まれた姫様など様々な境遇の姫様が江戸に暮らしていた、そんな姫様たちの生活につい 江戸時代はのべ数万人のお姫様が存在していたという…大名の江戸屋敷の妻や妾に生まれた姫様、公家の姫様、大名の国にいる妾から生まれた姫様など様々な境遇の姫様が江戸に暮らしていた、そんな姫様たちの生活についてをまとめたのが本書である。姫様や遊女に人気だったのが狆。江戸時代の人に狆は犬かと聞けば、犬ではないと答えたのではないかという。狆は猫と同様に独立した種であり、平たい顔で耳の垂れた小さい犬を当時は総称していたそうだ。この辺りの狆に関する記述は興味深いものがあった。 …続きを読む
    しあん
    2018年08月08日
    24人がナイス!しています
  • 江戸時代のお姫様のあれこれ。はじめにに書かれている寛永から文久まで大名の妻子が江戸に暮らすことになっていた記述にあらためてそういやそうだよ!と思い出させられて(笑)。ただ、この本はお姫様と言っても大名 江戸時代のお姫様のあれこれ。はじめにに書かれている寛永から文久まで大名の妻子が江戸に暮らすことになっていた記述にあらためてそういやそうだよ!と思い出させられて(笑)。ただ、この本はお姫様と言っても大名かお公家さんまでで、旗本のお姫様にはそんなに触れられていないのが残念な。でも狆の話と輿入れのエピソードはなかなかに良うござんす。でもそんなに学術的に見えない既述も多いのがどうしたもんかという(汗。 …続きを読む
    Koning
    2013年06月16日
    15人がナイス!しています
  • 姫様たちのペットは犬の狆だったのね。狆が日本の犬って知らなかった。犬張り子の使い方ウーワ(;゜0゜)そして、姫様たちは政治的、家のため国のためと幸せとは別の目的で嫁がされる。悲しいなぁ。あと、もっと姫様た 姫様たちのペットは犬の狆だったのね。狆が日本の犬って知らなかった。犬張り子の使い方ウーワ(;゜0゜)そして、姫様たちは政治的、家のため国のためと幸せとは別の目的で嫁がされる。悲しいなぁ。あと、もっと姫様たちの日常生活を知りたかった。 …続きを読む
    まいまい
    2014年07月13日
    11人がナイス!しています

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