羅城門の怪 異界往来伝奇譚

羅城門の怪 異界往来伝奇譚

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年02月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047033603
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羅城門の怪 異界往来伝奇譚

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年02月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047033603

平安京の正門、羅城門。そこは異界への入り口だった――。

鬼が棲むと信じられていた羅城門、百鬼夜行の通り道であった朱雀門、閻魔王庁への入り口であった井戸など、古くから門、橋、水は異界への入り口と考えられていた。それらに纏わる怪異譚を数多く紹介し、考察する。 鬼が棲むと信じられていた羅城門、百鬼夜行の通り道であった朱雀門、閻魔王庁への入り口であった井戸など、古くから門、橋、水は異界への入り口と考えられていた。それらに纏わる怪異譚を数多く紹介し、考察する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「羅城門の怪 異界往来伝奇譚」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 羅城門にまつわるものを中心に、さまざまな古典文献に登場する怪異伝承を紹介・考察する内容。この本自体にはストーリー性はありませんが、多種多様な説話とその出典元が俯瞰できるので参考になりました。芥川龍之介 羅城門にまつわるものを中心に、さまざまな古典文献に登場する怪異伝承を紹介・考察する内容。この本自体にはストーリー性はありませんが、多種多様な説話とその出典元が俯瞰できるので参考になりました。芥川龍之介と火野葦平の「羅生門」比較が面白かった。 …続きを読む
    てらこ
    2019年08月30日
    12人がナイス!しています
  • タイトルにある通り“羅城門の怪”を中心とした説話を紹介した一冊。ただ羅城門・朱雀門・応天門、井戸に橋、怨霊・鬼・天狗というように、対象が羅城門から飛んで行くため、ややテーマに一貫性を見出しにくい。副題「 タイトルにある通り“羅城門の怪”を中心とした説話を紹介した一冊。ただ羅城門・朱雀門・応天門、井戸に橋、怨霊・鬼・天狗というように、対象が羅城門から飛んで行くため、ややテーマに一貫性を見出しにくい。副題「異界往来伝奇譚」から考えると、羅城門つまり境界に現れる鬼(怪異もしくは神性)とその関連事象を扱っているということなんだろう。妖怪や怨霊に関する平安・鎌倉の説話を俯瞰的に知るのには良い。夢枕獏や鈴木光司『リング』に言及するのも面白い。 …続きを読む
    二笑亭
    2022年10月31日
    7人がナイス!しています
  • 主に平安時代の怪異についての記述が中心。鬼や天狗、境についてなど割と広範囲に渡って紹介されている。こういうのを読むと、やはり平安時代の夜はとても深い闇に包まれていたのだと思い知らされる。ただその闇は非 主に平安時代の怪異についての記述が中心。鬼や天狗、境についてなど割と広範囲に渡って紹介されている。こういうのを読むと、やはり平安時代の夜はとても深い闇に包まれていたのだと思い知らされる。ただその闇は非常に蠱惑的なものに思えるのだが。ところで以前散歩中に偶然羅城門跡の碑を見つけたことがあるが、何処にでもあるような公園に様変わりしていた。千年の断絶はとても深いなあ。 …続きを読む
    HANA
    2011年05月29日
    5人がナイス!しています

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