静かな黄昏の国

静かな黄昏の国

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年11月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784048734219

静かな黄昏の国

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年11月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784048734219

心の隙間にひそみ込む抗い難い闇の魅力を綴る幻想ホラー短編集。

「終の住みかは、本物の森の中にいたしませんか?」終身介護施設の営業マンの言葉に乗り、森や自然に囲まれた家に向かったさやかたち夫婦だったが・・・。表題作「静かな黄昏の国」を含む珠玉の作品集。 「終の住みかは、本物の森の中にいたしませんか?」終身介護施設の営業マンの言葉に乗り、森や自然に囲まれた家に向かったさやかたち夫婦だったが・・・。表題作「静かな黄昏の国」を含む珠玉の作品集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「静かな黄昏の国」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 篠田さんの短編集って初めて読んだかも。なんかね、ホラーっぽい感じでみんな薄暗い話ばかりで読後感は沈み加減です。確かに篠田さんって以前から農業とか食の安全とかのテーマをSFのフレーバーでグロテスクに仕立て 篠田さんの短編集って初めて読んだかも。なんかね、ホラーっぽい感じでみんな薄暗い話ばかりで読後感は沈み加減です。確かに篠田さんって以前から農業とか食の安全とかのテーマをSFのフレーバーでグロテスクに仕立てたり、宗教じみた話があったりするのですが、今回もそんな感じ。「リトル・マーメイド」と「子羊」が印象的。あと個人的には「一番抵当権」の主人公のクズっぷりと残酷なオチが好きだったり。 …続きを読む
    TATA
    2024年04月09日
    33人がナイス!しています
  • ホラー系の短編集。真夏に読む背筋がゾクゾクするという物でなく、幻想的な感じ。出だしのマーメイドから「うへっ」と感じさせられ、最後の表題作とホワイトクリスマスで仮想現実な世界観を見せつけられる。一部はす ホラー系の短編集。真夏に読む背筋がゾクゾクするという物でなく、幻想的な感じ。出だしのマーメイドから「うへっ」と感じさせられ、最後の表題作とホワイトクリスマスで仮想現実な世界観を見せつけられる。一部はすでに記憶から消え去っているが、著者らしい作品集で味がある。表題作に似た感じの映画を見たことあるが、近未来はこのような死を迎えると同感したし、生命の延命により安楽死は必要になってくると感じた。 …続きを読む
    James Hayashi
    2017年01月23日
    30人がナイス!しています
  • 表題作を含む魅力を称えた心の闇を描いた幻想ホラー短編集。「リトル・マーメイド」最初は一匹60万円もしたマーメイド。遺伝子栽培によって8000円まで値下がり。そのマーメイドを珍味として生のままで食べることが食 表題作を含む魅力を称えた心の闇を描いた幻想ホラー短編集。「リトル・マーメイド」最初は一匹60万円もしたマーメイド。遺伝子栽培によって8000円まで値下がり。そのマーメイドを珍味として生のままで食べることが食通の間のブームとなる。そしてそれを食べた人が水に頭を突っ込み自殺するというグロテスクな事件が起きる。「陽炎」一本の篠笛にまつわる話。笛は魂を呼び寄せる? それとも笛が川の魂に呼び寄せられている? …続きを読む
    星落秋風五丈原
    2003年03月08日
    22人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品