稲の日本史

稲の日本史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年06月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047033375
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稲の日本史

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年06月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047033375

日本の稲作はどのように始まり、広まったのか? 定説を覆し、真相に迫る!

日本の稲作は、弥生時代に始まったのでもなければ、渡来人がもたらしたわけでもなかった。縄文遺跡から次々に見つかるイネの痕跡は何を物語るのか。植物遺伝学の立場から、「縄文稲作」の実態に迫る。 日本の稲作は、弥生時代に始まったのでもなければ、渡来人がもたらしたわけでもなかった。縄文遺跡から次々に見つかるイネの痕跡は何を物語るのか。植物遺伝学の立場から、「縄文稲作」の実態に迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「稲の日本史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 知的な好奇心を満足させてくれる良書。 従来の考えとはずいぶん違う。 縄文と弥生にはそんなに差があるわけじゃない、今風の水田は高々この100年くらい、とか、目からうろこが沢山落ちました。 静岡大学農学部 知的な好奇心を満足させてくれる良書。 従来の考えとはずいぶん違う。 縄文と弥生にはそんなに差があるわけじゃない、今風の水田は高々この100年くらい、とか、目からうろこが沢山落ちました。 静岡大学農学部の教授だった方。 DNA解析(なんとPCR検査!)で、理系から考古学を読み解く。 …続きを読む
    榊原 香織
    2021年01月03日
    90人がナイス!しています
  • 日本人が稲に対して持っているイメージの常識を覆す快著。狩猟採取の縄文人の日本列島に、弥生人が朝鮮半島から渡来・征服して水田稲作の日本国を造った、というのが一般的な理解だろう。柳田国男はこれに異を唱え、 日本人が稲に対して持っているイメージの常識を覆す快著。狩猟採取の縄文人の日本列島に、弥生人が朝鮮半島から渡来・征服して水田稲作の日本国を造った、というのが一般的な理解だろう。柳田国男はこれに異を唱え、沖縄・宮古島から「海上の道」を辿り、最初から稲を携えて列島にやってきたのが日本人の起源だとした。両者はしかし水田が広がる日本の原風景が以来続いている、という点は共通している。「海上の道」は考古学的に沖縄に古い水田遺跡は見つからず否定されてきた。一方、近年縄文遺跡から次々見つかる稲は何を意味するか諸説乱立して↓ …続きを読む
    翔亀
    2017年02月06日
    54人がナイス!しています
  • 図書館本。縄文時代の陸稲の栽培は確かとしても、その畑は遺跡として残らない。ので、水田が始まった弥生時代から稲の栽培が始まった長い間信じられてきた。その水田も、かなりの部分が休耕田だったり放棄されたもの 図書館本。縄文時代の陸稲の栽培は確かとしても、その畑は遺跡として残らない。ので、水田が始まった弥生時代から稲の栽培が始まった長い間信じられてきた。その水田も、かなりの部分が休耕田だったり放棄されたものだったり。熱帯ジャポニカもかなり最近まで残っていたらしい。一面の水田という光景は江戸時代初期前後から。 …続きを読む
    こぽぞう☆
    2017年05月20日
    13人がナイス!しています

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