平清盛の闘い 幻の中世国家

平清盛の闘い 幻の中世国家

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047021143
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平清盛の闘い 幻の中世国家

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047021143
院政停止、福原遷都、南都焼討ち。既成の王権に対して果敢に挑みかかり、抜本的な政治改革を断行した政治家平清盛。その型破りな政治構想は理解されずに周囲の憎悪を生んでいく。先進的政治家清盛の真実を描き出す。 院政停止、福原遷都、南都焼討ち。既成の王権に対して果敢に挑みかかり、抜本的な政治改革を断行した政治家平清盛。その型破りな政治構想は理解されずに周囲の憎悪を生んでいく。先進的政治家清盛の真実を描き出す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「平清盛の闘い 幻の中世国家」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 平清盛に注目し、さらに彼の権力の頂点(1179年)から亡くなるまでの期間を主な考察の対象として書いた一冊。平家物語で悪行とされたことの「なぜ」について当時の状況や文献から考察がされており、興味深かった。宮廷 平清盛に注目し、さらに彼の権力の頂点(1179年)から亡くなるまでの期間を主な考察の対象として書いた一冊。平家物語で悪行とされたことの「なぜ」について当時の状況や文献から考察がされており、興味深かった。宮廷内の権力闘争が武士を動員した紛争にまで発展すると朝廷の行政力は著しく低下し、清盛の最盛期には行政機能は左京の一部しか残っておらず、能吏も度重なる紛争でいなくなっていた(だから平氏が地方統治で活躍したのかもしれない)。清盛はこの状況を解決するために壮大な計画を組むのですが理解が得られず状況は悪くなります。 …続きを読む
    ゲオルギオ・ハーン
    2022年06月10日
    24人がナイス!しています
  • 栄華を誇ったとされる平家が清盛没後あっさりと一族滅亡に追い込まれる、その理由がこれを読んで理解出来たように思う。清盛に果たして栄華の絶頂期などあったのだろうか?治承三年の政変で後白河院を排除し、翌年の 栄華を誇ったとされる平家が清盛没後あっさりと一族滅亡に追い込まれる、その理由がこれを読んで理解出来たように思う。清盛に果たして栄華の絶頂期などあったのだろうか?治承三年の政変で後白河院を排除し、翌年の安徳帝即位で清盛が政治上の実権を完全に掌握したかのように見えるが、実際それはかなり危うい基盤の上にあったとされ、しかもこの1年後に清盛は急死。数々の革新的な構想を実行に移そうとしながらも、周囲には(息子達にも)理解されず志半ばで倒れた。頼朝らの蜂起以上にその事がさぞ無念であっただろうと思わされる読後感だった。 …続きを読む
    めめ
    2012年06月17日
    1人がナイス!しています

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