馬屋古女王 山岸凉子全集 9

馬屋古女王 山岸凉子全集 9

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1986年03月05日
判型:
新書判
商品形態:
コミック
ページ数:
238
ISBN:
9784049230093

馬屋古女王 山岸凉子全集 9

  • 著者 山岸 涼子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1986年03月05日
判型:
新書判
商品形態:
コミック
ページ数:
238
ISBN:
9784049230093

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「馬屋古女王 山岸凉子全集 9」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「日出処の天子」の番外編で完結編。上宮王子(聖徳太子)の死後のお話。幽閉中の王子の末娘・馬屋古女王は見た目も上宮王子とそっくりでいて、能力も引き継がれて。妖しい魅力で上宮一族&蘇我一族が翻弄される。自己 「日出処の天子」の番外編で完結編。上宮王子(聖徳太子)の死後のお話。幽閉中の王子の末娘・馬屋古女王は見た目も上宮王子とそっくりでいて、能力も引き継がれて。妖しい魅力で上宮一族&蘇我一族が翻弄される。自己が生存していくために忠実なるもの。生るためには何者をも顧みずその本能に忠実に生るもの。それが恐の卦(馬屋古女王)。王子が築き上げたものをその手で焼き滅ぼす。死んでもなお影響を及ぼし続ける上宮王子の破壊力。王子の愛は昇華どころか滅亡を選んだか。上宮王家の終焉。 …続きを読む
    イスタ
    2021年02月04日
    63人がナイス!しています
  • 再読。改めて思うがこれは凄い話だ。残酷な運命をギリギリ綺麗に着地させた日出処の天子本編。全てを得ながら最も手にすべきものを得られず薄暮の世界に生きる厩戸。あの形に終わらせたこと自体、天才の業だと思う。 再読。改めて思うがこれは凄い話だ。残酷な運命をギリギリ綺麗に着地させた日出処の天子本編。全てを得ながら最も手にすべきものを得られず薄暮の世界に生きる厩戸。あの形に終わらせたこと自体、天才の業だと思う。その死後という設定を使い、死すら安寧に繋がらない凄まじい運命を、そして悲劇にしか繋がらない運命を、厩戸に通じる馬屋古の存在が照らし出す。厩戸が毛人を誘った全てを手に入れられる能力が不完全に世に残るのであれば、それは因果として世界を滅ぼすしかない。そう考えると完結編として本編が描かれることは必然だったのだろう。 …続きを読む
    どら
    2022年11月30日
    19人がナイス!しています
  • 「日出処の天子」の後日談。聖徳太子が死去したところから話は始まり、太子の残した息子・娘たちを中心とする話で、数時間あれば読了できる作品。太子の生まれ変わりのような馬屋古女王の怪奇性は、「日出処の天子」 「日出処の天子」の後日談。聖徳太子が死去したところから話は始まり、太子の残した息子・娘たちを中心とする話で、数時間あれば読了できる作品。太子の生まれ変わりのような馬屋古女王の怪奇性は、「日出処の天子」をまさるものがあり、本作はフィクションではあるが、妖の魅力は本編同様。 …続きを読む
    荒野の狼
    2021年09月16日
    12人がナイス!しています

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