ホラー小説講義

ホラー小説講義

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年07月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
287
ISBN:
9784048835718

ホラー小説講義

  • 著者 荒俣 宏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年07月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
287
ISBN:
9784048835718

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ホラー小説講義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 荒俣先生、ホラーの小説の歴史を語る。恐怖の文学化や、怯えるという心理を矮小化する事とホラー小説の地位の低さは連動している件、中国や日本の東洋ホラー小説事情、先生自ら眼福と仰せのパルプ雑誌のカラー表紙絵 荒俣先生、ホラーの小説の歴史を語る。恐怖の文学化や、怯えるという心理を矮小化する事とホラー小説の地位の低さは連動している件、中国や日本の東洋ホラー小説事情、先生自ら眼福と仰せのパルプ雑誌のカラー表紙絵コレクションなど内容は幅広い。この本の表紙もパルプ雑誌の表紙から来ているが、これは大人しいほうで、ムチムチ金髪のお姉ちゃんが醜い悪魔や科学者に大変な目に遭わされる今日発刊不可能な絵が盛りだくさん。さすが博覧強記の荒俣先生、極論や右端から左端へ飛んだりするも、これが先生の持ち味だなと楽しい。口絵が多いのも良い。 …続きを読む
    Kouro-hou
    2016年10月26日
    23人がナイス!しています
  • 荒俣先生、さすがの一言。恐怖という感情や欧米各国の文化民族的な恐怖の違いや、恐怖の文学化、ラヴクラフト、キング等から知られざる名作品群と歴史を詳しく語る。東洋編では中国の古典に見るホラーや日本の「呪い 荒俣先生、さすがの一言。恐怖という感情や欧米各国の文化民族的な恐怖の違いや、恐怖の文学化、ラヴクラフト、キング等から知られざる名作品群と歴史を詳しく語る。東洋編では中国の古典に見るホラーや日本の「呪い・祟り」思想、妖怪についても詳しい。ホラーを「詩」に昇華させたという宮沢賢治論も面白い。読者への「目の歓び」だという1930〜40年代の「ウィアードテールズ」等パルプマガジン、昭和初期の探偵怪奇小説誌と、豊富で貴重なカラー表紙は眺めるだけで胸躍る。索引や作品年表も充実、素晴らしいオタク泣かせぶりである。 …続きを読む
    タミイ
    2016年06月24日
    6人がナイス!しています
  • 空想文学千一夜とだいぶ重複していたので、あっという間に読了。黄金時代の作品はアンソロジーで読めるのだが、戦後のお薦め作品とか紹介したブックガイドとかないのかなあ。 空想文学千一夜とだいぶ重複していたので、あっという間に読了。黄金時代の作品はアンソロジーで読めるのだが、戦後のお薦め作品とか紹介したブックガイドとかないのかなあ。
    王天上
    2017年03月03日
    5人がナイス!しています

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