飢え

飢え

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年04月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784048731010

飢え

  • 著者 群 ようこ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年04月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784048731010

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「飢え」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 群ようこさんが自分と林芙美子さんを対比しながら林芙美子の事を書いたエッセイ。放浪記も林芙美子さんもあまり知らなかったし興味も今まで読んだ事なかったけど1度読んでみよかと思いました。 群ようこさんが自分と林芙美子さんを対比しながら林芙美子の事を書いたエッセイ。放浪記も林芙美子さんもあまり知らなかったし興味も今まで読んだ事なかったけど1度読んでみよかと思いました。
    はな
    2016年07月21日
    33人がナイス!しています
  • 本書では、あるテーマについて、まず群氏自身の、次に林氏の体験が描かれている。「下関からパリーへ 」の項では群氏が「アメリカ恥かき一人旅」で触れた自身の旅の経験を述べた後に林氏のパリ旅行について語るとい 本書では、あるテーマについて、まず群氏自身の、次に林氏の体験が描かれている。「下関からパリーへ 」の項では群氏が「アメリカ恥かき一人旅」で触れた自身の旅の経験を述べた後に林氏のパリ旅行について語るという風に。ところで、林氏がパリに向けて旅に出たのは1931年11月12日。シベリア経由 で、シベリア鉄道に乗ったのだ。冬に向かう季節にシベリア鉄道に乗る。昔は、暖房設備が充実していたとも思えない。おまけに同じ年の9月には満州事変が起きている。今なら外務省が危険度のかなり高いランクをつける。よくもまあ思いきった。 …続きを読む
    星落秋風五丈原
    2007年08月04日
    13人がナイス!しています
  • ようこさんの実体験と林芙美子の放浪記の話とを並べて分析する面白い試みだ。当時のパリの風景や人々、林さんの感情のあれこれが楽しい。着物を着て塗り下駄を履き、石畳をポコポコ歩いたサマはさすがだ。 人に頼ま ようこさんの実体験と林芙美子の放浪記の話とを並べて分析する面白い試みだ。当時のパリの風景や人々、林さんの感情のあれこれが楽しい。着物を着て塗り下駄を履き、石畳をポコポコ歩いたサマはさすがだ。 人に頼まれると嫌と言えなくて結局損をしてしまう性格などは、現代の合理性の中で生きている群さんにとって歯がゆい。 面白い対比で楽しく読めた。 …続きを読む
    ジュースの素
    2016年12月26日
    5人がナイス!しています

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