子守歌・・・消えた

子守歌・・・消えた

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年09月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048730730

子守歌・・・消えた

  • 著者 剛 しいら
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年09月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048730730

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「子守歌・・・消えた」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 理不尽に運命を狂わせられてなお、父親は育ててくれた鼓ただ一人と、鼓を待ち続ける響の想いが切ない。幼な子にとって、血の繋がりなど関係なく、今自分を育ててくれている親こそが、絶対無二の存在なんだろう。お話 理不尽に運命を狂わせられてなお、父親は育ててくれた鼓ただ一人と、鼓を待ち続ける響の想いが切ない。幼な子にとって、血の繋がりなど関係なく、今自分を育ててくれている親こそが、絶対無二の存在なんだろう。お話の主軸はサスペンス調に進む誘拐事件の真相であり、若い2人桜太×響の恋愛そのものより、鼓の愛と憎しみこそが鮮烈で、「子に無償の愛を注ぐ苦しみは全ての親子が通り過ぎて行く問題」というあとがきにはただ頷くしかない。やるせなさばかりがつのる中で、響の母親である真紀子の長い長い苦しみがやっと終わったことに唯一安堵した。 …続きを読む
    のこ
    2017年06月04日
    16人がナイス!しています
  • 評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 発行年が1997年で、デビュー2作目の剛作品ということもあり、JUNEっぽい雰囲気が漂う。恋愛と親子間の愛・・・綺麗事でない部分も含めて、人間の哀しさ、優しさを描き続ける作風は 評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 発行年が1997年で、デビュー2作目の剛作品ということもあり、JUNEっぽい雰囲気が漂う。恋愛と親子間の愛・・・綺麗事でない部分も含めて、人間の哀しさ、優しさを描き続ける作風は当時から変わらないなあと実感。人間の醜い真実をシビアに突きながら、視点が優しいので救いが感じられる。鼓はとても可哀相な人だった。天才だった彼が運命を狂わされ、いつしか狂気の渦にのまれてしまう。子供の親への愛は無心の愛だという田島の言葉通り、響が鼓を息子として待ち続けているのが嬉しい。挿絵も素敵 …続きを読む
    みずほ
    2011年04月14日
    8人がナイス!しています
  • ☆☆☆☆☆ 親子・家族・恋愛が絡み合い、愛・狂気が生まれそれでも希望が見える!!なんとも素晴らしい作品だと思います。 ☆☆☆☆☆ 親子・家族・恋愛が絡み合い、愛・狂気が生まれそれでも希望が見える!!なんとも素晴らしい作品だと思います。
    まる丸
    2010年10月04日
    1人がナイス!しています

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