• 有名絵師の中でも実像がよく分かっていない写楽。本作では筋斗（とんぼ）が市川團十郎を支える舞台上で大怪我をしたことで役者の道を諦めざるをえなくなってしまうという設定。そんな彼の優れた才能を見出したのが蔦 有名絵師の中でも実像がよく分かっていない写楽。本作では筋斗（とんぼ）が市川團十郎を支える舞台上で大怪我をしたことで役者の道を諦めざるをえなくなってしまうという設定。そんな彼の優れた才能を見出したのが蔦屋重三郎。蔦重が歌麿と袂を分けたタイミングでとんぼの才能に惚れるのだが、当の本人は絵師の能力に気づいていないのが何だかじれったくもある。たった１０ヶ月しか世に出ることがなかった東洲斎写楽。名プロデューサー蔦重の死が大いに悔やまれる。締め付けの厳しかった寛政の改革が当時の芸術家たちを苦しめた背景も描かれている。 …続きを読む
  オリーブ

  2020年08月15日
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• 20年前に映画化された、あの「写楽」が皆川さんだったんですね。言われてみれば得意分野だという気がします。写楽となった人物も粋ですが、稀代のプロデューサー、蔦屋重三郎の周りに集まったスター達も圧巻ですよ。 20年前に映画化された、あの「写楽」が皆川さんだったんですね。言われてみれば得意分野だという気がします。写楽となった人物も粋ですが、稀代のプロデューサー、蔦屋重三郎の周りに集まったスター達も圧巻ですよ。▼それにしても葉月里緒菜は妖しかったなあ…。魔性、いいよねえ。 …続きを読む
  えも

  2015年09月12日
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• 写楽という彗星のごとく現れた不思議な絵師。彼の正体は謎に包まれている。その写楽は実は歌舞伎役者の端くれだったのではという設定で描かれている。役者だからこそ、あの美醜と紙一重の絵が描けたのではないだろう 写楽という彗星のごとく現れた不思議な絵師。彼の正体は謎に包まれている。その写楽は実は歌舞伎役者の端くれだったのではという設定で描かれている。役者だからこそ、あの美醜と紙一重の絵が描けたのではないだろうか？小学生の頃に観た「写楽」の映画。内容は難しくて理解できなかったが、浮世絵の様に色鮮やかな世界に魅了されたのを覚えている。この映画の原作が皆川博子先生だったとは露知らず、作品を読む前から既に皆川先生の世界に魅せられていた事に驚きを隠せない。 …続きを読む
  青豆

  2014年10月13日
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