張学良の昭和史最後の証言

張学良の昭和史最後の証言

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1991年07月26日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784048210416

張学良の昭和史最後の証言

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1991年07月26日
判型:
A5変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784048210416

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「張学良の昭和史最後の証言」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 蒼穹の昴シリーズで興味を持った張学良。清朝崩壊の混乱期に中国東北部の有力者張作霖の長男として生まれたものの、父は日本軍に列車ごと爆殺され、中国内乱勢力とその期に乗じて中国侵攻を目論む日本といった、様々 蒼穹の昴シリーズで興味を持った張学良。清朝崩壊の混乱期に中国東北部の有力者張作霖の長男として生まれたものの、父は日本軍に列車ごと爆殺され、中国内乱勢力とその期に乗じて中国侵攻を目論む日本といった、様々な思惑が入り乱れる昭和初期の中国において、彼がどのような思いをもって行動したかが分かる貴重なインタビュー。高校世界史の授業で習った時は、「不抵抗将軍」「西安事件により人生の大半を幽閉された人」といったイメージしかなかったが、中国人として信念をもって生きた彼の姿が浮かび上がる。 …続きを読む
    たす
    2021年07月24日
    8人がナイス!しています
  • 歴史の当事者の生の声の説得力を痛感した。不可解だったり合理的でない行動について、中国人同士で争って犠牲者を出すことを避けたかったという彼の気持ちを聞くと納得させられる。満州事変後に不抵抗だったのは、日 歴史の当事者の生の声の説得力を痛感した。不可解だったり合理的でない行動について、中国人同士で争って犠牲者を出すことを避けたかったという彼の気持ちを聞くと納得させられる。満州事変後に不抵抗だったのは、日本が言いがかりを発端に侵略すれば列強が黙っていない、それを分かっている日本は侵略しないとの考えに基づく。しかし当時の日本は学良の予想を超えて狂っていた。学良は良識を持っていたが世界が厚顔無恥だったのである。本人談は保身のために嘘をつく可能性もあるが、記されている受け答えは誠実で歴史の真実である可能性が高い。 …続きを読む
    氷菓子
    2021年04月17日
    3人がナイス!しています

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