神と悪魔 ギリシャ正教の人間観

神と悪魔 ギリシャ正教の人間観

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年09月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784047032545
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神と悪魔 ギリシャ正教の人間観

  • 著者 高橋 保行
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年09月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784047032545

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「神と悪魔 ギリシャ正教の人間観」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「『種の起源』と『人間の由来』は、ロシアでも大きな反響を呼んだ。ダーウィンの考えをまともに受けた者たちにドストエフスキイは、地下室の男の口を借りて問いかける…はたして人間の祖先が猿だといわれて、そのま 「『種の起源』と『人間の由来』は、ロシアでも大きな反響を呼んだ。ダーウィンの考えをまともに受けた者たちにドストエフスキイは、地下室の男の口を借りて問いかける…はたして人間の祖先が猿だといわれて、そのまままともに受けてよいのかと『地下室の手記』のなかで問い返し、晩年の『カラマゾフの兄弟』まで人間が猿でないことを実証する努力をおしまなかった。…ドストエフスキイにとって人間が自分を動物のごときものとみなして生活することはいたたまれない。そこで自然科学の提示する法則に自分の意志をあずけてはならないことを強調する」 …続きを読む
    うえ
    2022年11月05日
    5人がナイス!しています
  • 氏の『ギリシャ正教』を読んでいる人間にとっては、肩すかしの一冊。カトリックとギリシア正教において、神と悪魔の位置づけがどのように違ったのかがわかりやすく解説されているに違いないと期待して読んだら、ドス 氏の『ギリシャ正教』を読んでいる人間にとっては、肩すかしの一冊。カトリックとギリシア正教において、神と悪魔の位置づけがどのように違ったのかがわかりやすく解説されているに違いないと期待して読んだら、ドストエフスキーを通しての司祭の説法だった。ひたすら独演会を聞かされている感じで、正直、面白くはなかった。我々は司祭の人間観を知りたいのではない。氏の著作は『ギリシャ正教』が最も優れている。『ギリシャ正教』さえ読めば、あとの著作は出涸らしで説法ばかりなので、読む必要はない。 …続きを読む
    鏡裕之
    2016年02月28日
    0人がナイス!しています

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