女性作家シリーズ 3 佐多稲子 大原富枝

女性作家シリーズ 3 佐多稲子 大原富枝

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年01月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
495
ISBN:
9784045742033

女性作家シリーズ 3 佐多稲子 大原富枝

  • 著者 佐多 稲子
  • 著者 大原 富枝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年01月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
495
ISBN:
9784045742033

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「女性作家シリーズ 3 佐多稲子 大原富枝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『婉という女』目当て。父親が失脚し、母や兄弟姉妹とともに幽閉の身に置かれた4歳の婉。幸せにも思えた子供時代が過ぎ、実は囚われの身であったと知った時の煩悶とその境遇はどんな悲恋より胸に迫る。後継ぎとなる 『婉という女』目当て。父親が失脚し、母や兄弟姉妹とともに幽閉の身に置かれた4歳の婉。幸せにも思えた子供時代が過ぎ、実は囚われの身であったと知った時の煩悶とその境遇はどんな悲恋より胸に迫る。後継ぎとなる男子がすべて亡くなり、やっと赦免された時には女性としての実りある人生は失われていた。踏み出した外界の美しさを弟にも見せてやりたかったと思うも、その弟が生きていれば赦免も訪れなかったのだという両立しない感情の哀れさに打たれる。生きようとする婉の強さにあって、生きていないようなこの時代の女性の身の上が哀しい。 …続きを読む
    きりぱい
    2012年01月01日
    6人がナイス!しています
  • 読友お薦め「婉という女・大原富枝」。土佐藩執政、父の失脚により、四歳にして一族幽居。少女として女性としての年月を知らずして生きる孤独…。やがて40年後男子係累が死亡し赦免。赦免後も二人の男性の存在は孤独 読友お薦め「婉という女・大原富枝」。土佐藩執政、父の失脚により、四歳にして一族幽居。少女として女性としての年月を知らずして生きる孤独…。やがて40年後男子係累が死亡し赦免。赦免後も二人の男性の存在は孤独の輪郭をはっきりさせた。そこには一人生きていく強い意志を持つ婉の姿があった。 …続きを読む
    るなたん
    2017年02月06日
    0人がナイス!しています

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