ジュスチーヌ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1985年03月01日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784829120996

ジュスチーヌ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1985年03月01日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784829120996

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ジュスチーヌ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宗教や道徳への嘲笑は1世紀前のモリエール「ドン・ジュアン」を嚆矢としてリベルタンと呼ばれる人々の反抗的文学の系譜の上にあり、思想的な新しさは特に感じない。特徴があるとすれば、女性と美徳を同一視して、そ 宗教や道徳への嘲笑は1世紀前のモリエール「ドン・ジュアン」を嚆矢としてリベルタンと呼ばれる人々の反抗的文学の系譜の上にあり、思想的な新しさは特に感じない。特徴があるとすれば、女性と美徳を同一視して、その両方をこき下ろして楽しむところで、その徹底的な女性蔑視にうんざりする。美徳を信じる愚かなお人よしの女性が男性の甘言にコロッと騙されるか、そうでなければ開き直って唯一の武器である肉体を売ってのし上がるか、それ以外の選択肢はないかのように見える。世の中はそんなに愚鈍な女性ばかりではないはずなのに。 …続きを読む
    松本直哉
    2022年03月22日
    21人がナイス!しています
  • ゲーテは「親和力」執筆にあたり、「悲惨物語」に筋書きを借りたのであろうか。妻を虐げ、娘(悲惨物語)もしくは養女(親和力)を破滅させる残忍さをサドは生々しくゲーテは白々しく描く。 ゲーテは「親和力」執筆にあたり、「悲惨物語」に筋書きを借りたのであろうか。妻を虐げ、娘(悲惨物語)もしくは養女(親和力)を破滅させる残忍さをサドは生々しくゲーテは白々しく描く。
    twinsun
    2020年11月05日
    1人がナイス!しています
  • 実際はロマン文庫版じゃないんだけどデータがなかったので。ジュスティーヌも「性格」は悪いなあと思ったからか、表題作は「マルキはじつにばかだな」と笑いながら読んだけど、「悲惨物語」は普通に胸くそ悪かったの 実際はロマン文庫版じゃないんだけどデータがなかったので。ジュスティーヌも「性格」は悪いなあと思ったからか、表題作は「マルキはじつにばかだな」と笑いながら読んだけど、「悲惨物語」は普通に胸くそ悪かったのは多分、フランヴァルみたいな理屈っぽい逆ギレ体質の人間を知っているからだろう。やってることがどうとかじゃなくああいう性格の人が苦手。 …続きを読む
    更新停止中
    2010年12月02日
    0人がナイス!しています

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