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掲載開始日 2023年06月06日

ホラーミステリの旗手が贈る新シリーズ登場! 名探偵・刀城言耶の怖がりな助手と、怪談を語る女子大生が謎解きに挑む。 三津田信三『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』 2023年6月6日(火)発売

亡者は海より這い上がり、首無女が迫り来る。

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)は、 2023年6月6日(火)に、三津田信三の最新小説『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』を発売しました。



本書では、年を経て縮む山中の家、密室に出現した座敷婆、素封家を脅かす口裂き女などなど、土地の伝承に纏わる怪異譚としか思えない数々の事件の記録が語られます。名探偵の怖がりな助手と、怪談を語る女子大生が、その記録を紐解いて現実的な解釈を提示し、謎解きに挑む連作短編集です。
著者の人気シリーズの主人公で民俗学者にして作家、「刀城言耶」の研究室を舞台に繰り広げられる、新たなホラーミステリをぜひお楽しみください。

■内容紹介
「つまり先生は、本物の怪異と出遭われた……」
「君も納得のいく合理的な推理が、きっとあるはずだ」
瀬戸内にある波鳥町では、日の暮れかけた逢魔が時にふらふらと歩く怪異、亡者が目撃されていたという。亡者に関わる忌まわしい事件について話すため、大学生の瞳星愛は、名探偵にして作家の刀城言耶が講師を務める怪異民俗学研究室を訪ねる。言耶本人は不在で、留守を任されている天弓馬人という若い作家に自らの体験を語ることに。怖がりな馬人は、怪異譚を怪異譚のまま放置できず、現実的な解釈をいくつも提示するのだが……(「第一話 歩く亡者」)。
首無女、座敷婆、狐鬼――怪民研に持ち込まれる数々の怪異譚の真相に、名探偵の助手たちが迫る!

■著者プロフィール 三津田 信三(みつだ・しんぞう)
2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『禍家』『凶宅』『魔邸』からなる「家シリーズ」、『どこの家にも怖いものはいる』にはじまる「幽霊屋敷」シリーズ、『黒面の狐』にはじまる「物理波矢多」シリーズ、『のぞきめ』『みみそぎ』『怪談のテープ起こし』『犯罪乱歩幻想』『逢魔宿り』『子狐たちの災園』など多数。

■書誌情報
書名:歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理
著者:三津田 信三
発売:2023年6月6日(火)※電子書籍同日配信
定価:2,090円(本体1,900円+税)
体裁:四六判上製 単行本
頁数:328頁
装幀:西村 弘美
装画:影山 徹
ISBN:978-4-04-112412-3
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「小説 野性時代」(※第五話のみ書き下ろし)

KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322111001161/