第22回日本ホラー小説大賞受賞!最終選考・予備選考ともに全選考委員が賞賛!ぼぎわんが、来る 澤村伊智

書誌情報 第22回日本ホラー小大賞受賞作

2015年10月30日(金)発売

ぼぎわんが、来る

澤村伊智(さわむら・いち)

価格:1,600円+税
頁数:352頁
体裁:四六判上製

ツイートする

画像

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。
取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。
一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。
はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。

試し読み

登場人物紹介

スペシャル対談

画像

〈出演〉

鈴木光司(すずき・こうじ)
1957年浜松生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。
90年、第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞となった『楽園』でデビュー。
95年発表の『らせん』で第17回吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』『らせん』『ループ』『バースデイ』と続く「リング」シリーズが人気を博し、『リング』はハリウッドでも映画化される。
2013年『エッジ』で、アメリカの文学賞であるシャーリー・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞。
他著作に、『鋼鉄の叫び』『樹海』、「リング」シリーズの続編となる『エス』『タイド』、長女・美里氏との共著『野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」』など多数。

山村貞子(やまむら・さだこ)
1991年、鈴木光司氏のホラー小説『リング』で初登場。以降、『らせん』『ループ』『バースデイ』と続く「リング」シリーズはもちろん、 映画、テレビでたびたび、映像化され、ハリウッド映画にも進出。『貞子3D』ではその恐怖のフィールドをさらに広げた、日本が生んだ最恐ホラーヒロインである。

著者プロフィール

澤村伊智(さわむら・いち)

澤村伊智(さわむら・いち)

1979年生まれ、大阪府生まれ。東京都在住。
幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。
2015年、「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

日本ホラー小説大賞サイト

澤村伊智インタビュー 「本の旅人」 2015年11月号より

書評

選考委員 絶賛

歴代ホラー大賞受賞作の中でもとりわけ、広範な読者にアピールする力を持った逸品。綾辻行人氏

もう一度ホラーブームを巻き起こすような活躍を期待したい。貴志祐介氏

読み手の想像力を喚起する材料を、勘所に散りばめておく。この匙加減も心憎いほど上手い。宮部みゆき氏

(選評より)

書評

名状しがたい恐怖が肉迫する、最恐の新人デビュー! 東雅夫氏「本の旅人」2015年11月号より

「ぼぎわんが、来る」書評―東雅夫 「本の旅人」 2015年11月号より

推薦コメント

ついに貞子を脅かす“恐怖”が現れた。 鈴木光司氏

こ・・・ぼぎわん・・・恐ろしい子ッ 貞子

​ホラー界の現役最恐タレントは『リング』の貞子である。『呪怨』の伽耶子や、『富江』の富江が中堅を担っている。・・・乙一氏

【読者モニターコメントより抜粋】

こんなに純度の濃いホラー小説を書ける人ってなかなかいないのではないか、と思いました。

気がついたら自分自身も迫り来る「ぼぎわん」に怯えていました。得体の知れない不気味さは読んだ者にしかわからない。

読後はただの恐怖だけでcはなく、人間の本質に向き合ってしまう気持ちになる作品です。

家族の在り方や児童虐待、不妊やイクメンといった時代を反映した、考えさせられる要素もありました。

スピード感が満点で、ついつい一気読みしそうなストーリー展開の上手さを感じる。

様々な巧妙な手段で家族の溝に付け入る「ぼぎわん」が恐ろしい。文章でここまで戦慄させる、とんでもない新人がデビューしたなと思う。

実に巧みに構成されたストーリーは、本作の大きな魅力のひとつであり、普段ホラーを読まないようなミステリ好きの方にもお勧めしたい。

今まで多くのホラーを読んできましたが、自分の中の今までのベスト1にとってかわる作品になりました。

物語の随所に読者の怖さを煽る演出がちりばめられていて、全く飽きないノンストップホラー作品だった。

『リング』の貞子や『呪怨』の伽椰子に次ぐ、日本ホラー     映画、第三のアイコンになる可能性があると思いました。

その他の読者モニターの声