寄 居 虫 女 ヤドカリオンナ

櫛木理宇

その女を、入れてはいけない。入れた先に待つのは壮絶な家族同士の「共食い」だ。

不気味で妙に生温かく、限りなくおぞましい。巣を乗っ取られ、幼虫を食い尽くされる雀蜂の悲哀を思う。 これに比べれば、サイコホラーは爽やかだろう。 ―貴志祐介氏
累計50万部突破!「ホーンテッド・キャンパス」の俊英が描く、戦慄のサスペンス!! 2014年8月27日発売

【お知らせ】2014.9.3 あらすじ動画推薦コメント試し読みを公開しました。

あらすじ

平凡な家庭の主婦・留美子は、ある日玄関先で、事故で亡くした息子と
同じ名前の少年と出会い、家に入れてしまう。
後日、少年を追って現れたのは、白いワンピースに白塗りの厚化粧を施した
異様な女。
少年の母だという女は、山口葉月と名乗り、やがて家に「寄生」を始める。
浸食され壊れ始める家族の姿に、高校生の次女・美海はおののきつつも、
葉月への抵抗を始め……。

あらすじ動画

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人物相関図

書籍情報

定価:1500円+税
四六判
ISBN 978-4-04-101834-7-C0093

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著者プロフィール 櫛木理宇(くしきりう)

1972年新潟県生まれ。
2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞しデビュー。
同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。今後の活躍が期待される新鋭。

著者コメント

推薦コメント

不気味で妙に生温かく、限りなくおぞましい。巣を乗っ取られ、幼虫を食い尽くされる雀蜂の悲哀を思う。これに比べれば、サイコホラーは爽やかだろう。

―― 貴志祐介氏

身につまされる生々しさ。お父さんの気持ちがわかりすぎて怖い!

―― 大森望氏(書評家・文芸評論家)

とても残酷で愛おしい物語にのめり込んで、気づいたら自分もその家の中にいた。

―― 三部けい氏(漫画家)

寄居虫たちの浸食が今も頭に焼き付き、こびり付いて取れません。平凡な家族がこんなにも壊れていくなんて……。未知の恐怖を見る覚悟はありますか?

―― 兒玉遥氏(HKT48、AKB48兼任)

書店員の方からのコメント

恐くて、グロくて、そして切ない、前代未聞の家族小説!! 

―― 本の楽天 伊奈店 関根和博氏

誰もがもっている心の弱い部分につけ込んで蝕んでゆく寄居虫女。怖すぎる。人間の心を破壊するのも人間だが、救うことができるのも人間であるということが、唯一の希望でもある。櫛木理宇、すごい……!! 

―― 大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月氏

隣近所の関係、学校と家庭の関係が薄れてしまった今、一体誰が彼女らを助けることができるのでしょうか。少しずつ壊れていく人間の心と、それに入り込む悪魔の心がジワジワと染み出してくるような物語でした。

―― ブックガーデン佐沼かのげん 加藤寛司氏

人の不幸話など、読みたくないと思う自分を見つけたい。けれど、小説の中なら、どうなると人が堕ちていくのか、見届けることができるのではないかと思う。寄生する人間というのはいるものだ。たとえどんな理由でも。

―― 有隣堂厚木店 佐伯敦子氏

同情、共感を入り口に入り込み増殖する悪意、暴走する欲望はとどまることが無い。あれは人の言葉を話す疫病なのか。

―― 書泉ブックマート 山田麻紀子氏

なぜあのような「事件」が起きるのか。この櫛木氏の「寄居虫女」で一気に目が覚めた。人が崩壊していく様を、こんなにつぶさにしかも説得力ある描き方で我々に提示した上、この結末をもってくるとは・・・・・・。すごい作家の誕生となりそうだ。

―― MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 中村優子氏

まるで自分が登場人物の一員になっているような鳥肌が立つ疑似体験を感じてしまう作品でした。不要な文章が一切ない、ラストまで眼がはなせず一気読みしました!

―― 紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子氏

これ以上読んだら、自分のほうが葉月に心を支配されてしまう! でも先が気になって、読まずにはいられない。この家族の行く末はどうなってしまうのだろう。気づくと自分もこの家族の一員となっている、そんな怖さがあります。

―― 書泉ブックタワー 江連聡美氏

『寄居虫女(ヤドカリオンナ)』はただ単にグロいわけではなく人間の強さ、弱さ、深いところに誰もが持つ寂しさを巧みに表現されていて、思わず「私も葉月に話を聞いてもらえたらいいのに」と思ってしまいました。

―― 柳正堂オギノ湯村SC店 山本机久美氏

これはフィクションなのか? 実際に起きたこと(ノンフィクション)なのか? 読み進むごとに判断がつかなくなる。ものすごい引力。最後までお見事としか言い様がない、素晴らしい小説でした。

―― 喜久屋書店倉敷店 大倉千晶氏

これぞまさに一気読み! 夜中に読むのは怖いと思いつつ、眠る間も惜しんで貪るように読んでしまいました。家族が次々とこわれていく様がとにかく怖い! 怖いけどとまらない! 暑い夏の夜にぴったりな一冊です。

―― 紀伊國屋書店新宿南店 宮澤紗恵子氏

家族の間の小さな隙間に入り込み、ターゲットの心を壊していく様は、恐怖以外の何ものでもない。恐るべき洗脳の行き着く先は家族崩壊。この先はどうなるんだろう? 最後まで夢中で読みました。

―― 有隣堂藤沢店 大畑裕子氏

普通の家庭が音を立てて崩壊してゆく様を、ただただ見守ることしかできない。先を知るのが怖い。でも、ページをめくる手が止まらない。そして、ラスト近くで明かされる事実。ひたすら怖い。

―― イケヤ文楽館 高林店 貝塚知香氏

この作品の本当の恐ろしさは、理不尽かつ不可解な事件が現実に起きていることだ。誰の心にも孤独がある。どんな家庭にも歪みがある。あらゆる隙間を狙い続ける寄生虫たち。ちょっとした違和感にはじまり、激しい苦痛が甘美に変化した瞬間にすべてが食い尽くされる。決して他人事ではない。手遅れになる前に心して読むべし。

―― 三省堂書店神保町本店 内田剛氏

サスペンスとしてはもちろん家族小説としての読み応えも楽しんでいただける素晴らしい作品。恐くて、グロくて、そして切ない、前代未聞の家族小説!!

―― 本の楽天 伊奈店 関根和博氏

最恐の女、“山口葉月”がやってくる。その女を、家に入れてはいけない。いれれば地獄が待っている。ラストまで一気読み!! 外から見るとありえないが、中から見るとありえそうに思えてしまう。極限状況の中で“家族”とは何かを問う問題作。

―― 福家書店神戸店 宮田修氏

まるで自分のことを言われているような人間描写にゾクリとし、みんな考えていることは同じなんだと安心し、そう思ってしまったことに後悔する。でも、読むのを止められない。どんどん文章に引きずり込まれ、やってきた結末……。そしてまた読み返す。

―― フタバ図書TERAワンダーシティ店 ご担当者さま

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