水やりはいつも深夜だけど 窪美澄 特設サイト 発売たちまち重版 水やりはいつも深夜だけど 窪美澄 思い通りにならない毎日、言葉にできない本音。それでも一緒に歩んでいく——だって、家族だから。 ごく普通の家庭の生々しい現実を強烈にえぐり出した、山田風太郎賞作家、珠玉の連作集。 単行本を購入する 電子書籍を購入する
内容紹介

セレブママとしてブログを更新しながら、周囲の評価に怯える主婦。
仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親から疎まれる夫。
自分の娘の知的障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。
出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。
父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。

同じ幼稚園に子どもを通わせる家々の、もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。
水やりはいつもしんやだけど

窪美澄『水やりはいつも深夜だけど』

発売日:2014年11月15日 定価:1,400円 (税抜) 四六判上製 単行本

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各話あらすじ
ちらめくポーチュラカ画像
ちらめくポーチュラカ

その場所がいやなら逃げてもいいんだよ
逃げることは悪いことじゃない。

29歳の私は、都心の教育熱心なこの町に越してきて5年。5歳になる有君の幼稚園の
送り迎えなど子育てで忙しい。華やかな毎日を綴ったブログを更新して、幼稚園の
他のお母さんから「セレブママ」として憧れの対象として見られているはずだった。
しかし、実際の生活はいい加減で、夫ともすれ違いの毎日。そんななか息子の有君が
行方不明になってしまい・・・・・・。

【ポーチュラカ】
スベリヒユ科 開花期:6月〜10月

サボテンの咆哮画像
サボテンの咆哮

これがほんとうに、
おれがのぞんだ家族のカタチなのだろうか。

営業職として忙しい毎日を送るおれは平日はほとんど家で夕食をとることができない。
妻とはギクシャクし、息子の章博との距離は開くばかり。ひとりでさびしく暮らす父親
のもとに通いながら、幼き日に思いを馳せる。そんなある日、妻から両親と同居したいと
言われ・・・・・・。

【サボテン】
サボテン科 開花期:5,6,9,10月

ゲンノショウコ画像
ゲンノショウコ

自分のことを何も知らない人のなかで
生活を始めたかった。

築30年の小さな社宅に暮らす私は、自分の娘・風花のことを、心のどこかで普通の
子どもではないのかもしれないと疑ってしまう。勉強も、運動もすべてを上手にこなせる
子どもなんて、どこにもいないことはわかっている。しかし、発達障害だった自分の妹と
娘のことを重ねてしまうのだ・・・・・・。


【ゲンノショウコ】
フクロソウ科 開花期:7月〜10月

砂のないテラリウム画像
砂のないテラリウム

僕はちょっとだけ寂しいんだ。
誰かにほんの少しだけ、興味を持ってほしいんだ。

毎週、日曜日の夕食は、妻と娘の藍のために、僕が作ることになっている。平和な休日
しかし、妻が子どものことを考える時間が増えるにつれ、僕への興味が減っていること
を強く感じてしまう。妻はあっという間には母親になった。その姿を目にするたび、
自分のなかの何かが目減りしていくような気がしたが・・・・・・。

【テラリウム】
ヤシ科・サトイモ科など

かそけきサンカヨウ画像
かそけきサンカヨウ

こうした日々がずっと続いていくのかと思っていた
これからもずっと。

「恋人ができたら結婚しようと思う。その人には、子どももいる。みんなでいっしょに
この家で暮らそう。」高校に合格したばかりの私に、父が宣言した。父とふたりでくらす
私の家に、美子さんと3歳の女の子のひなたちゃんがやってきた。ふたりだけの穏やかな
朝は、もう永遠に来ないのだろうか・・・・・・。


【サンカヨウ】
メギ科 開花期:5月〜7月

著者紹介ヘッダー
著者:窪 美澄
著者コメント

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著者名

1965年、東京都生まれ。短大中退後、広告制作会社、フリーの
編集ライターを経て、2009年、「ミクマリ」で第8回女による
女のためのR-18文学賞対象を受賞しデビュー。11年、受賞作を
収録した『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞、
本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回
山田風太郎賞を受賞。その他の著書に『クラウドクラスターを
愛する方法』『アニバーサリー』『雨のなまえ』『よるのふくらみ』などがある。

書評

大人たちだって水やりは必要

瀧井朝世(ライター)

書評を読む

スペシャル対談

加藤シゲアキ×窪美澄

小説家としても活躍中のアイドルグループNEWSの加藤シゲアキさん。
かつて手紙のやりとりをしたことがあるという窪さんとの対談が実現しました。

スペシャル対談を読む
応援コメント
各界から絶賛の声、続々!

小説で誰かを救う。そんな大それたことは言いづらい。
だけど、それに本気で挑戦している作家は確かにいるのだと、窪美澄を読むといつもそう思う。

──朝井リョウ(作家)

完璧に愛せないなら最初から愛さないほうがいい?
そんなわけない、狭量でも自信がなくても家族を作っていいと思わせてくれた小説です。

──山本文緒(作家)

そうそう!散らかった食卓で、深夜のリビングで、男も女も、
人生の暗い淵を覗いては戻ってくる。とても他人事とは思えない。

──小島慶子(タレント・エッセイスト)

見知らぬ誰かの気持ちが、生々しく、奥深くまで沁みてくる。
秀逸なタイトルが胸にストンと落ちてきました。

──中江有里(女優・作家)

全国書店員さんから届いた、共感の声!

チクチクと胸を刺すけど、読み終わったらなんだかじわじわと
安心感のようなものが押し寄せてきた。いろんな「家族」があっていいと思う。

──川俣めぐみさん(紀伊國屋書店 横浜店)

閉塞感漂う世の中で、失敗しても「もう一回やればいいんだ」という、窪さんの優しくも力強い願いが込められている傑作です。

──山本亮さん(大盛堂書店)

コミュニケーションを取ることの大切さ、現状を抜け出すきっかけはとても身近にあって些細なことなのかもしれないなと
気づかせてくれる。家族関係、人間関係に思い煩う人たちに是非読んでほしい。

──関根和博さん(本の楽天 伊奈店)

簡単に枯れてしまう「家族」という緑を育てていくには毎日の水と栄養が不可欠なんだよね、としみじみ。窪さんの短編には
いつも心の痛いところをズンっとつかれてしまう。その痛みが心地いいのはなぜなんでしょう。

──久田かおりさん(精文館書店 中島新町店)

ほんとうは家族にカタチなんかない、ただの人間の集まりなんだ。
幻想の家族から解き放たれたとき、一緒に暮らすその人を真に愛せるのかもしれない。

──今井麻夕美さん(紀伊國屋書店 新宿本店)

一番近くて、近いからこそぶつかってしまう家族。でもぶつかっても一緒にい続けることができるのもまた家族だからこそ、
と思いました。胸にじんわりと響いてくる物語でした。

──竹山涼子さん(SHIBUYA TSUTAYA)

立ち止まって相手と向き合う勇気をもらえました。家族ってやっぱりいいな。思わず息子たちをぎゅーってしたくなりました。

──山本机久美さん(柳正堂オギノ湯村SC店)

人生の闇を照らすのは人肌の温もり。尊い絆に気づいた瞬間に新たな一歩が踏み出せる・・・・・・。
不器用に生きる人たちに向けた必読の一冊だ。

──内田剛さん(三省堂書店 神保町本店)

そんなに悲しい物語はないはずなのにポロポロ泣いてしまいました。
子育ては「難しい」、この「難しい」に色々と詰まっている気がします。

──勝間準さん(MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店)

読んでいる間は苦しくて、途中で息継ぎをしなければ進めなかった。しかし、圧倒的なリアリティで絶望を描くからこそ、
物語の最後に見えた光も真実味があり、読者はそれを信じて読み進めばいいのだ。

──玉置雄也さん(TSUTAYA 梅田堂山店)

子供の行動もママ友との付き合いも、自分の思うようにはならない。些細な悩みがじわりと滲み広がる様が手に取るように描写され、
少しだけ涙ぐんだ。窪美澄の作品が益々好きになった。

──津田千鶴佳さん(今井書店 企画開発本部)

何度つまずいたって、何度でもやり直せばいい。家族なのだから。
身近すぎて気づかない、大切な存在を教えてくれる作品。

──森口俊則さん(ハイパーブックス 茨木店)

日常の生活の中でできる小さな傷。いつの間にか治っていて跡も残らない。
痛みもないしなんの問題もないけど、そこにある傷跡。そんな物語だと思いました。

──後藤良子さん(明林堂書店 日出店)

家庭の現実を鮮烈に描いており文字を通して温度が伝わってくる。
きっとこの物語は多くの人が共感してくれると思います。とても心にしみる物語でした。

──加藤寛司さん(ブックガーデン佐沼かのげん)

自分のまわりにいる大切な人との関係をひとつひとつえぐるように描き出した作品に胸の内を削られるような気持ちで読みました。最後に小さな救いがあるのが良かったです。

──辻内千織さん(オリオン書房ノルテ店)

家族の理想と現実。人びとの胸に秘めたる思いを代弁しているかのように生々しかった。窪さんにしか書けない家族小説だ!

──内山はるかさん(SHIBUYA TSUTAYA)

夫婦であっても、親であっても、一人の人間同士であることを忘れないでいよう。子どものように無垢な心を大切にしようと思えた。

──高橋佐和子さん(山下書店 南行徳店)

近所付き合いや家族という、逃げ場のない小さな世界のちょっとした歪みがちくちく突き刺さる。たいへん心動かされました。大事に売っていきたい作品です。

──鈴木正太郎さん(TSUTAYA 香里園店)

水やりはいつも深夜だけど×johnson a Family Company タイアップキャンペーン 「毎日の生活にちょっと疲れたあなたへ 癒しのアイテムを」

言葉にできない本音。つのる不満。ふくらむ嫉妬…。
『水やりはいつも深夜だけど』に登場する主人公たちは、家族のことを思い、
家事に育児に毎日がんばっているのに、時には思い通りにならず、悩み、心を痛めます。皆さんもこんな思い抱いたことありませんか?
毎日の生活にちょっと疲れたあなたへ、癒しのアイテムをご提案します。

「ちらめくポーチュラカ」 有くんのママの場合—

「好かれたい気持ちと、自分は自分、誰に何を言われても気にする必要なんてない、
という気持ちの間で私はまだぐらぐら揺れている。」

「ママたちと話したあとはいつもこうだ。頭の奥が痺れたようになって体はぐったりと疲れてしまう。」

「女たちに嫌われない練習をする必要があった。嫌われない女、
ほかのママたちに嫌われないママのイメージ、その輪郭を私はネットから学んだ。」

「サボテンの咆哮」 章博くんのパパの場合—

「心を通わせるための小さなボタンをかけ違えてしまったんじゃないだろうか、とも思う。」

「これがほんとうに、おれがのぞんだ家族のカタチなんだろうか。」

「仕事も、家庭のことも、子育てのことも、全部完璧にできる父親なんているかよ。
なんでできないとこだけ見るんだよ。」

こんな章博くんパパと同じ気持ちを抱いたあなたに—

「ゲンノショウコ」 風花ちゃんのママの場合—

自分のことを何も知らない人のなかで生活を始めたかった。

私と結婚したことが、そもそも間違ってたんだよ。

どうしようもない自己嫌悪が自分を貫いていく。でも、どうしようもないのだ。

「砂のないテラリウム」 藍ちゃんのパパの場合—

「最近の僕が、通勤電車のなかや、会社のトイレに座っているとき、あるいは風呂につかっているときに、
ふと、考えてしまうのは、あったかもしれない、もうひとつの人生だ。
 妻が妊娠しなければ。
 妻と結婚しなければ。」

「ここまで作りあげてきた家庭を壊す気なんてさらさらない。だけど、僕はちょっとだけ寂しいんだ。
誰かにほんの少しだけ、興味を持ってほしいんだ。」

「妻にも、僕にも、互いにかけたい言葉はあるのに、なぜだかどうしてもそれができなくて、
意地になっている。」

「かそけきサンカヨウ」 陽の場合—

「そうした日々がずっと続いていくのかと思っていた。これからもずっと。」

「美子さんと、ひなたちゃんと、父には、私の知らない時間があったんだな。
それはいったいいつだったんだろう。私が、一人で家でごはんを食べている時間だったのかな。」

「美子さんのことをお母さんと呼んでいない自分を、
ほんの少し責められているような気持ちにもなった。」

『水やりはいつも深夜だけど』読書感想文をお寄せ下さい。

抽選で30名の方に、上記ジョンソン製品の詰め合わせをプレゼントいたします!

※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせて頂きます。
※商品は、2月中旬より随時発送予定です。

キャンペーンは終了致しました。沢山のご応募ありがとうございました

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