僕 は 小 説 が 書 け な い

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中 田 永 一

中 村 航

人気作家二人が交互に書きすすめ完成させた、奇蹟の合作青春小説!
 「私は、きみのことをわかりたい。だから、きみの物語を読ませて」

あらすじ

生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。血のつながりのない父親との関係をはじめ、家族との距離感にも悩んでいる。高校に入学した光太郎は、先輩・七瀬の勧誘により廃部寸前の文芸部に入ることに。実は光太郎は中学生のとき、小説を書こうとして途中で挫折した経験があった。

個性的な先輩たちや、理論派の原田さん、感覚派の御大という強烈なふたりのOB に振り回されながら、光太郎は自分自身の物語を探しはじめる――。

あらすじ動画

登場人物

僕(高橋光太郎)

読書好きの不幸な高校1年生。
中学のころ、小説を書こうとして
挫折した経験がある。

七瀬先輩

文芸部2年生。
編集者を志望している。
髪を伸ばしている途中。

原田さん

文芸部OB。
シナリオ論を学び、
ゲーム制作会社に勤める。

御大

文芸部OB。小説に対する
精神論は立派だが、まだ作品
を完成させたことはない。

書籍情報

  • ★発売予定日:2014年11月1日(土)
  • ★頁予定数:264頁
  • ★体裁:四六判上製

著者コメント

書いてよかった、と心から思えた小説です。きっと君も、読んでよかった、と思うはず!中村航

400字づめ原稿用紙5〜10枚ずつ書いて相手にバトンをわたすという方法で完成した本です。空中分解しなくてよかった!中田永一

著者プロフィール

中村航(なかむら・こう)

1969年岐阜県生まれ。
2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞し、デビュー。
他の著書に『あのとき始まったことのすべて』『トリガール!』
『デビクロくんの恋と魔法』など多数。

中田永一(なかた・えいいち)

1978年福岡県生まれ。
2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。
他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』がある。
別名義での作品も多数。

推薦コメント

この繊細さ! 純朴さ!
文系男子の純情を描いたらピカイチな、中村・中田コンビのピュアピュアっぷりをとくとご覧あれ。

三省堂書店ルクア大阪店 中澤めぐみさん

書くことはなにか、ということを二人の作家はこんなにも素晴らしい青春小説にしてしまった。ずるいぞ!と思う反面、この一冊は文句なしに「楽しい」! それだけは絶対なのだ。

オリオン書房所沢店 高橋美里さん

主人公のあまりの青春こじらせっぷりに、
恥ずかしくて何度もページを閉じそうになりました。
だけどいいなぁ、きらきらした青春。

ときわ書房IY船橋店 小峰麻衣子さん

「ぼくかけ」が出来るまで

1、中村航さんは「ものがたりソフト」を構想する。

約2年前、中村航さんは、「小説を書く」ということを助けてくれるプログラムを作れないものか、と思い立ち、母校の研究室に話を持ちかけます。「小説を書く」ことを手助けする「ものがたりソフト」作成の研究が始動するにあたって、中村さんは以前から親交のあった中田永一さんに協力を仰ごうと考えていました。

2、中田永一さんは中村航さんに声をかけられる。

「一緒に何かしませんか?」という漠然とした打ち合わせのなかで、合作小説の話が持ち上がりました。また、中村さんは「ものがたりソフト」開発への参画を中田さんに要請します。それを快諾した中田さんは、合作小説のプロットを開発中の「ものがたりソフト」で作ることを提案しました。

3、ふたりは「ものがたりソフト」でプロットを作る。

プロットとは、物語の骨格になるもののことです。ふたりは研究中の「ものがたりソフト」を使って何度も打ち合せをしながら、全体のストーリー、キャラクターの特徴、重要な場面の配置などが盛り込まれたプロットを完成させました。

4、ふたりは『僕は小説が書けない』を書き上げる。

プロットに沿って、ふたりは交互に執筆を始めました。5~10ページほど書いたら、相手に原稿を送る。すると同じくらいの文量が書き進められた原稿が送られてくる。約1年間かけ、原稿はテニスのラリーのようにふたりの間を約30回往復し、やがて物語は書き上げられます。

5、ふたりは『僕は小説が書けない』=「ぼくかけ」を完成させる。

原稿が書き上げられた後、全体の改稿が行われました。中田さん→ふたり同時→中村さん→ふたり同時→直接打ち合せつつ全体を修正、という5段階の改稿を経て、「ぼくかけ」は完成のときを迎えたのです。