星になったお父さん。お父さんの宿題、ちょっと重たいです。“家族”が独り立ちするひと夏の物語

ラスト10ページで溢れる涙!  六人の子どもたちそれぞれの視点で、亡き父への想いと家族の絆を綴った本書 に、落涙しない世の父親は、おそらく皆無だろう。  この子どもたちには、よってたかって、泣かされた! (茶木則雄・書評家)

早くも全国から、「泣きました」の声、続々!

内容紹介

星になったお父さんが残してくれたものーー喫茶店、ビーフシチュー、星型の天窓、絆、葛藤ーーそして奇跡。

 一家の大黒柱の父が、四年前に病気で他界した早坂家。それ以来、純喫茶「星やどり」は母が切り盛りしている。父が残してくれた、「星やどり」自慢のビーフシチュー、夜空から星が降り注ぐ星型の天窓。そしてブランコ形の席には、常連客の“ブラウンおじいちゃん”が、今日も静かに座っている。

 早坂家は三男・三女、母ひとり。長女・琴美は、働きながら、「星やどり」で母の手伝いをしている。長男・光彦は、大学四年の夏、実らない就職活動の真っ最中。二女・小春は、化粧で背伸びし、どこか空虚な日々を送り、三女・るりは、何かから逃れるように自らを律し、真面目な高校生活を過ごしている。二男・凌馬は、輝かしい少年の日々を、明るく消費。そして、三男・真歩は、カメラをぶら下げ、街を歩く……。
 様々な葛藤と悩みを抱えた早坂家。一見穏やかな日々が流れているようだったが!?

『桐島、部活辞めるってよ』で鮮烈なデビューを果たし、直木賞作家となった朝井リョウが、学生生活最後の夏に書き綴った、家族が生まれ変わるひと夏の奇跡。

主な登場人物(「星やどり」をめぐる人々)

主な登場人物(「星やどり」をめぐる人々)

満点の星空のように澄み切って、ほんの少し寂しい今日は、明日と出会うための今日。卒業の今日を迎えるこのありふれた家族に、どうか幸多からんことを。ー有川浩 この小説は、6つのナミダと、1つのトリハダでできている。僕の好きな人が、この本を読んでくれますように。ー中村航

著者紹介

朝井リョウ(あさい・りょう)

1989年岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。他著作に『チア男子!!』、『もういちど生まれる』『少女は卒業しない』、『学生時代にやらなくていい20のこと』がある。今最も注目の若手作家。

著者紹介

撮影 江森康之