高野和明『ジェノサイド』

「このミス」1位「週刊文春」日本推理作家協会賞受賞 山田風太郎賞受賞 4冠獲得の超弩級エンタテインメント、待望の文庫化!

未曾有の興奮がここにある。一気読み必至の、超弩級エンタテインメント!

壮大な物語だ。息を呑む物語だ。私たちは滅びていく生き物なのかもしれないが、だからといって俯くことはない。本書を読むとそんな気がしてくる。これは、私たちの未来を語る物語だ。 北上次郎氏(文芸評論家)「本の旅人」2011年4月号より

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが……。

父の遺志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機――