★ぼくの手はきみのために
幼馴染のひろと聡美。小さい頃は聡美が弱虫のひろを守ってくれた。が、11歳の夏、聡美は突如、倒れてしまう。さまざまな治療を試みるが、結局発作を止められたのは、背中をさすってくれるひろの手だけだった……。
★透明な軌道
集団の中で暮らすことが難しい心の不自由さを持つ康生と運命的な恋に落ちた真帆。年齢差や、康生に息子がいることなどは障害にならず、2人はおだやかなペースで絆を深めていく。が、初めて結ばれた翌日、2人に思いがけない出来事が……。
★黄昏の谷
妹の子供である貴幸を育ててきた寛一は、ある日、「あなたの子供だ」と連れて来られた初恵をも引き取って育てはじめた。血の繋がらない3人は、貧乏ながらも、太い揺るぎない絆で結ばれていく。彼らが最後に行きつく、幸せの場所は……。
※『野性時代』に掲載した『ぼくの手はきみのために』(04年4号)、『ぼくのマホてぃん』(※単行本では『透明な軌道』に改題、06年2号)、『黄昏の谷』(06年11号)の中篇3篇を加筆・修正して収録しています。
1962年、東京都生まれ。獨協大学卒業。97年からインターネット上で小説を発表。
2002年1月のデビュー作『Separation』がテレビドラマ化され、注目を集める。
『いま、会いにゆきます』は映画化され、120万部を超える大ベストセラーに。
ほかの著書に、『恋愛寫眞――もうひとつの物語』、『そのときは彼によろしく』、
『弘海――息子が海に還る朝』、『世界中が雨だったら』などがある。最新作は、初エッセイ『きみはぼくの』。
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