

| 幼い頃、ジャングルジムから落ちて記憶を失った梓。中学生になった梓は、自分に出生の秘密があるのではないかと気づく。兄、良介や、母景子と共に写った子供時代の写真が一枚もないのだ。その頃、ジャーナリスト・渋井が梓に接近してくる。八年前のあの日。梓の実の父・信彦は、梓の母を殺した容疑者として手配され、国外に逃亡した。その事実を隠して梓を育てたのは、叔父叔母一家だった。信彦は、上海での潜伏生活の限界に直面し、けして戻るまいと思っていたはずの生まれ故郷アルゼンチンへ向かう。そこは、信彦がかつて母と暮らし、陰惨な経験を持つ因縁の土地だった。信彦はなぜ、国外逃亡を試みたのか? 梓は自分の過去を乗り越えられるのか? 数十年を経て明かされる、驚愕の真相とは?? |
| 1958年静岡県生まれ。 関西大学文学部卒。 「パレスチナからきた少女」で日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。 「テロリストの夢見た桜」で小学館文庫小説賞受賞。 他著に「キッドナップ」「サンチャゴに降る雨」「爆弾魔」 |
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