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20世紀初頭のニューヨーク、青年アル・カポネは度胸の良さを買われ、地元ギャングのボス、ジョニー・トリオの経営するクラブのバーテンになった。みずからの手で初めての殺人を犯すカポネ。その手際を誉められたカポネだったが、本人は良心の呵責に苛まれ、ギャングの世界から足を洗うことを決意する。が、父の急死で困窮に陥った家族を養うため、再び裏社会に舞い戻り、今度はシカゴで闇酒業に手を染めることに。頭角を現しはじめたカポネは、ライバルのオバニアンを殺害、さらには自分のボス、トリオをも引退へと追い込んでゆく。オバニアンの部下との対立が激化する中、カポネはマイアミへと移住する。そこにはカポネを捕らえて名を上げようと躍起になる、禁酒局特別捜査官のエリオット・ネスが待ち受けていた……。
勃興するアメリカ社会の光と影を背景に、暗黒街に君臨した闇の帝王・カポネを活写した傑作ピカレスク!

■佐藤 賢一(さとう・けんいち)

昭和43年、山形県生まれ。東北大学大学院フランス文学専攻単位取得退学。
平成5年、大学院在学中に「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞し、本格西洋歴史小説の執筆を始める。のち大学院を中退し、執筆活動に専念。11年、「王妃の離婚」で第121回直木賞を受賞。他の著書に「傭兵ピエール」「赤目」「カエサルを撃て」「カルチェ・ラタン」「双頭の鷲」「二人のガスコン」など。


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著者:佐藤賢一
定価(税込):1995円
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