エ・アロール それがどうしたの

















東京・銀座に立つ老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」。

老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」の経営者・来栖貴文は、このホームを、「ホーム内でなにが起きてもかまわない。仕事や世間の枠から解放されて自由になった老人のかたたちに、楽しくきままにくらしてもらえたら」という方針で設立した。来栖の理念のもと、「ヴィラ・エ・アロール」には老人ホームの概念を打ち破る自由で開放的な雰囲気が溢れ、ホーム内では、入居者同士の恋愛問題や三角関係などが絶えず起こっている。

入居者の家庭から「年甲斐もない」と苦情が出ることもあるが、来栖は「ヴィラ・エ・アロール それがどうしたの」という精神で乗り切っていく。



来栖(くるす)貴文
「ヴィラ・エ・アロール」の経営者で、もと医師。全く新しいタイプの高齢者の施設を目指して銀座に「ヴィラ・エ・アロール」を建てた。入居者に「エ・アロール(それがどうしたの)精神」で、自由に気ままに人生を楽しむようすすめている。


園山麻子
来栖の恋人。健康雑誌「心と体」の編集者。


■「ヴィラ・エ・アロール」入居者

堀内大蔵
元大手銀行役員。女好きで、自分の部屋にヘルス嬢を呼んでサービスを受けているらしい。


立木重雄
七十五歳。「ヴィラ・エ・アロール」きってのプレイボーイで、何人もの女性と交際している。


江波玲香
七十三歳。元スチュワーデス。立木氏の恋人。多くのライバルを押しのけて、立木氏と結婚しそうになるが……。


岡本杏子
七十一歳。二十九歳の理学療法士・藤谷に恋をして、彼めあてに理学療法室に通いつめている。


野村義男
大手新聞社に勤務した後、評論家となり、一時は「政界のご意見番」とまで言われた鋭い論客。しかし一年前に夫人を癌で亡くして以来、気落ちして表に出なくなってしまったが……。


南田雪枝
六十五歳。元は銀座のクラブの経営者で、「ミス・エ・アロール」ともいうべき存在だが、彼女をめぐって男性たちの間でトラブルが続出。


青木一郎
元音楽大学の教授でピアニスト。夫人がいながら、南田雪枝と関係を持ったらしいが……。


■「ヴィラ・エ・アロール」スタッフ

小野洋子
介護主任。やや堅い考えの持ち主で、来栖の経営方針である「エ・アロール精神」と衝突することも。


小西由美子
相談員。「困ったことがおきました」が口ぐせだったが、次第に来栖の「エ・アロール精神」の影響を受けて成長していく。


三浦怜子
婦長。さばけた性格で、入居者のよき理解者であり、また「エ・アロール精神」の推進者でもある。


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